この順序を飛び越えて、たとえば広告で一気に社会にブランドを広げようとしても、流行にはなってもブランドの力である世界観の共有による心の絆を作り出すのは難しいのです。

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ブランドの本質を伝えるために
ストーリー作りが重要な理由
ブランドの本質を伝えるためにもうひとつ必要なのは「ストーリー」として伝えることです。

ストーリーは目指す世界観を簡潔にわかりやすく伝えるための方法です。広告の一文、接客のひとことなどで、ブランドの本質が伝えられるようなシンプルなキーワードによる「ストーリー」を作ることがとても有効です。
ストーリーを使うことで創業者の世界観は社員には「ブランド・コンセプト」として、顧客には「ブランド・イメージ」としてよりわかりやすい形で伝えていくことができるのです。
世界観のない表面的なイメージだけではブランドの意味がないのです。
そして最後にもうひとつ、一番大事なことが、ブランドを創る最終目標が粗利益だということです。
同等商品の市場価格より高い値付けをして高いマークアップを確保し、しかも値引・割引を一切せずに販売し、大きな粗利益を得る。この一見不可能に思えることを可能にしているものは何なのか。それがブランドでありこれこそが「ブランド価値」なのです。
ここでブランドと利益が明確に結びつきます。高い粗利益を実現することこそがブランドを創り、維持し、強化することの最大の目標です。ブランド創出が利益を最大化するための出発点であり、必要不可欠な要素であることが理解できるはずです。