4タイプの人材を揃えると
チームは円滑に進む
仕事を任せるチームを作るには、メンバー構成も大切です。同じようなタイプばかりが固まったメンバーで構成してしまうと、バランスが取れません。
できれば、リーダー以外に下記の4つのタイプがすべて揃うチームが理想です。
常に新しいアイデアを出して、チームの盛り上げ役や推進役となるタイプ、チームの行動や置かれている状況を冷静に観察できる分析家タイプ、行動力やアイデアを生み出す能力はそれほど高くないが、日々のやるべきことを黙々とこなしていける実務家タイプ、そして、温かな心の持ち主で、常にメンバーへの気遣いを欠かさない、潤滑油的な存在のサポート役となるタイプです。

リーダーや各メンバーが役割を兼務する場合もあります。
昔話に出てくるチームには、メンバーとしてこのようなタイプが存在しているので参考になります。
『西遊記』であれば、リーダーは三蔵法師、推進役は孫悟空、分析家と実務家の役割は沙悟浄、サポート役は猪八戒。『桃太郎』であれば、全体をまとめるリーダーは桃太郎、推進役はサル、分析家はキジ、実務家とサポート役はイヌです。
このように、異なるタイプがチームに存在すれば、役割分担もしやすくなります。チームメンバーを揃える際に頭に入れておいてください。
既に構成されているチームであれば、各メンバーの特性を理解し、それぞれ、どのタイプに相当するのかを見極めたうえで、役割を与えていきましょう。