そうなると、あっという間にレッドオーシャンになってしまい、小さい企業は太刀打ちできません。たとえ1人っきりでも大企業と渡り合うための伝家の宝刀、それが特許なのです。
また、「発明」についても定義しておきましょう。特許法によれば、発明とは、「自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のもの」とされています。自然法則を利用しないゲームのルールなどは発明とはいえません。
特許出願に必要な
書類を一気に紹介!
特許を出願する際に必要になってくる書類は、特許願、特許請求の範囲、明細書、図面、要約書です。よく、試作品を出さなくていいの?と聞かれますが、特許庁への試作品提出は不要です。出すのは紙資料(実際にはほとんどオンラインで提出します)のみです。
順に説明します。
・特許願(願書ともいいます)
出願人(権利者となる人または法人)、発明者(発明した人)、弁理士などの氏名、住所を記載します。出願番号、出願日も記載されます。
同書より転載 拡大画像表示
・明細書
発明の詳しい説明です。ここには周辺発明やバリエーションを含め、とにかく思いついたことをたくさん書くことです。なぜなら、ここに書いていないことは後から補正で追加することができないからです。
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