現金を掴み取ったような
手ごたえは快感だった
定額貯金100万円作成での「ボテ」*は約2300円。今回、360万円を通常貯金から定額貯金へ預け替える仕事で私が得るフィーは8000円を超える。これが来月の給料に乗る*。現金を掴み取ったような手ごたえは快感だった。
時計を見ると午後3時半。まだ時間はあるが、「初荷」で伝票の不備などがあってはまずいのと、一刻も早く成果を報告したいのとで、そのまま局へと戻る。
揚々たる気分で自らのデスクに戻ると、巨体課長が顔をあげる。
「360万円を定額貯金に預け入れいただきました」
「おお、すごい! 初日でそこまでできるなんて、センスありますね」
本心なのか、おだてられているのかはわからないが、そう言われて悪い気はしない。この調子でどんどんやったるぞ。私は気合を入れ直した。
手に印鑑
この割合は非常に高かった。やはり「郵便局=配達」のイメージが圧倒的なのだ。配達ではないことがわかると「なんだ~」とあからさまに落胆する人もいた。
この割合は非常に高かった。やはり「郵便局=配達」のイメージが圧倒的なのだ。配達ではないことがわかると「なんだ~」とあからさまに落胆する人もいた。
スムーズにはいかなかった
とくに東海地区においてのT銀行は顧客も多かった反面、アンチも多かった。地元のガリバーであったT銀行はある意味、「殿さま商売」と見られており、それに拒否反応を示すお客もいた。
とくに東海地区においてのT銀行は顧客も多かった反面、アンチも多かった。地元のガリバーであったT銀行はある意味、「殿さま商売」と見られており、それに拒否反応を示すお客もいた。
巨体課長
この人も外回り営業に局のスクーターで出かけて行った。この巨体でサスペンションが沈み込み、私にはスクーターが悲鳴をあげているように見えた。
この人も外回り営業に局のスクーターで出かけて行った。この巨体でサスペンションが沈み込み、私にはスクーターが悲鳴をあげているように見えた。
子どもが2人
このとき、長男が小学校1年生、次男が保育園乳児組だった。このあと、郵便局を退職後に女の子が生まれた。
このとき、長男が小学校1年生、次男が保育園乳児組だった。このあと、郵便局を退職後に女の子が生まれた。
一定期間(6カ月)は引き出しができなくなる
対して、営業マンサイドとしても、6カ月経つと「ボテ返(後述)」期間がすぎるため、営業マンにとってもありがたい商品なのだ。
対して、営業マンサイドとしても、6カ月経つと「ボテ返(後述)」期間がすぎるため、営業マンにとってもありがたい商品なのだ。
来月の給料に乗る
次月の給与にまず「営業手当A」が上乗せされ、それとは別に6、12月の給与にも「営業手当B」が乗せられる。AとBを合わせて8000円を超える。
次月の給与にまず「営業手当A」が上乗せされ、それとは別に6、12月の給与にも「営業手当B」が乗せられる。AとBを合わせて8000円を超える。
「ボテ」*の詳細は『こりゃダメだ…郵便局の営業マンが「かんぽ生命の研修」で呆れ返った衝撃の光景』を参照してほしい。
