rational AI bubble:
合理的AI バブル

人工知能(AI)を巡る熱狂が続き、バブルを懸念する声は増える一方だ。そんな中、著名エコノミストが「現状は合理的AIバブル(rational AI bubble)」との見方を示し、話題を集めている。
合理的AIバブル説を唱えているのは、英ケンブリッジ大学クイーンズカレッジ学長で独保険大手アリアンツの首席経済顧問を務めるモハメド・エラリアン氏だ。11月中旬に米金融サイト「ヤフー・ファイナンス」の番組に出演し、次のように語った。
There are elements of a bubble, which means that people will end up with losses.(確かにバブルの要素がある。大きな損失を被る人が続出するだろう。)
一方で合理性があるとも指摘する。
But the aggregate value of what’s being created is significant. It makes sense to take a venture capital approach to AI. The payoff is so large that it is rational to have multiple investments and to overinvest.(しかし膨大な富が創造されているのも事実。将来のリターンがとんでもなく大きいから、ベンチャーキャピタルがAI分野にどっと向かうのは理にかなっている。その意味で複数投資や過剰投資も合理的といえる。)







