semiannual reporting:
半期決算

トランプ政権が四半期決算見直しを表明、投資家は経営の透明性低下を警戒

 トランプ米大統領の号令の下で、米国が6カ月ごとの半期決算(semiannual reporting)導入に向けて動きだした。

 3カ月ごとの四半期決算(quarterly reporting)は経営の短期志向(short-termism)を助長し、米国企業の競争力をそいでいる――このようにトランプ氏は主張。9月中旬には自分のSNSへ投稿し、中国企業を見習って長期の視点を取り入れるよう訴えた。

 This will save money,and allow managers to focus on properly running their companies.Did you ever hear the statement that,‘China has a 50 to 100 year view on management of a company,whereas we run our companies on a quarterly basis???’Not good!!!(四半期決算をやめれば、企業は経費を節約できる上、経営を適正化できる。時間軸は中国企業が50~100年であるのに対し、米国企業はたったの3カ月??? 良いはずがない!!!)

 これを受け、米証券取引委員会(SEC)のアトキンス委員長は米テレビ番組に出演して「トランプ大統領に感謝する」とした上で、スタッフに対してルール改正準備に入るよう指示したことを明らかにした。

 ルール改正となれば、1970年以来続いてきた四半期決算は終焉(しゆうえん)を迎えることになる。