出発当日は天気予報を確認、状況次第ではルート変更も検討しよう
【走行中の判断(1):天気予報+ルート確認】
ドライブに出かけてからも、雪についての注意は欠かせません。
まずは、天気予報の確認です。現在の天気予報サイトは、晴れや雨、雪といったお天気だけでなく、雪であれば時間あたり何cmの積雪が見込まれるのかまで、詳しく案内してくれます。これから向かうルート上に降雪の予報があり、雪道のドライブに不安があれば、利用するルートの変更も検討しましょう。
日本の高速道路はネットワーク化が進んでいます。たとえば関東地方から長野県上信地方に向かう場合、一般的に使われるのは「中央道~長野道~上信越道」「関越道~上信越道」という二つのルートです。しかしこれらのルートに大雪の予報が出ている場合、いったん日本海側に出る「上信越道~北陸道~関越道」というルートをとることも可能です。
大回りすることで距離と所要時間は増加することになりますが、たとえ立ち往生など最悪の事態に陥ることがなくても、大雪で除雪のための規制や通行止めが行われると、少なくない時間をロスすることも考えられます。もし大回りで大雪が避けられるのであれば、積極的に選択肢に入れるべきでしょう。
大雪が降ってきたら急ぐ?止まる?
【走行中の判断(2):大雪が降ってきたらいったんは待避】
しっかり情報収集をしていても、突然の“ゲリラ豪雪”に見舞われる可能性はゼロではありません。もし運転中に大雪に見舞われ、積もるような状況になったらどうすればいいのでしょうか。
まず行うべきは、天気予報の再確認です。「大雪警報」や「大雪特別警報」、「顕著な大雪に関する気象情報」が発表されているときは、ドライブを中止して安全な場所へ。高速道路であればサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)、一般道であればコンビニなどにいったん待避し、様子を見ることも重要です。
もし大雪による渋滞で、路上やトンネル内などで長時間クルマのなかに閉じ込められるようなことになると、思いがけない危険があります。
渋滞で動けないクルマのまわりに雪が積もると、マフラーからの排ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒の原因になりかねません。ときどき後方を確認し、雪がバンパーの高さに近くなっているようであれば除雪して、排ガスが抜ける空間を作りましょう。







