日米株式相場“好スタート”2026年の死角、コンセンサスを覆す「ポリシーエラー」の可能性Photo:EPA=JIJI

コンセンサス予想は
当たらない

 2026年は、米国がベネズエラで軍事作戦を展開するという大事件で幕を開けた。そんな中、株式相場は日米ともに高値圏で推移している。

 各種メディアでは恒例の年頭予想が花盛りで、概ね強気の見方が多いようだ。気を付けなければならないのは、大勢の経営者やエコノミストらのコンセンサス予想というのは、たいてい当たらないということだ。

 もちろんこれには理由がある。予想もつかないことは、いくらでも起こりうることもあるが、そもそもマーケットは大方の予想が外れたときに大きく動く性質を持っている。何も驚くようなことが起きなければコンセンサス通りとなるが、1年間を通じてそのような状態が続く確率はとても低いだろう。

 したがって、年頭予想で重要なことは、特定のシナリオに固執しないようにすることである。最初にカチッとした予想を立ててしまうと、それに縛られて、予想外のことが起きたときに身動きが取れなくなってしまうからだ。

 それでも、新年を迎え、新たな気持ちで今の相場の流れを整理し、どのようなシナリオがあり得るのかを考えておくことは、とても有益であろう。