筑波大は附属病院がトップ
名大はトヨタ系列が上位に

 筑波大のランキングでは、1位が筑波大附属病院、2位が筑波大、3位がNEC、4位が楽天グループで、5位はNTTデータ、レバレジーズ、日産自動車の3社が並んだ。

 医療系人材や研究者、大学職員など学内・附属機関への進路が多い点は、国立総合大学として共通する特徴である。一方で、上位にNEC、NTTデータ、日立製作所、富士通、ルネサスエレクトロニクスなど電機系企業が並び、情報科学や工学系分野での実績が就職につながっていることがうかがえる。

 また、楽天グループ、ソフトバンク、サイバーエージェント、SHIFT、セプテーニといったIT系企業、さらにベイカレント・コンサルティングやレバレジーズなどコンサルティング、人材サービス企業が上位に入っているのも特徴的だ。首都圏に近い立地を生かし、IT、コンサル、ベンチャー志向の学生を多く輩出している。

 産業技術総合研究所や東京都庁、茨城県公立高等学校など、公的研究機関・行政・教育分野への就職も一定数を占める。

 名大のランキングでは、1位がトヨタ自動車、2位がデンソー、3位が三菱重工業、4位が中部電力パワーグリッド、5位が豊田自動織機だった。

 中部圏の産業と結び付いた進路環境が読み取れる。特にトヨタ自動車が83人と突出して多く、デンソー、豊田自動織機、アイシンといったトヨタグループ各社が上位に並ぶ。名大が自動車産業を中心とする中部製造業の重要な人材供給源であることを示している。

 また、三菱重工業や三菱電機、日立製作所、村田製作所など、日本の基幹製造業が幅広く名を連ね、工学・理学系の強みが就職実績に表れている。インフラ分野では、中部電力パワーグリッドや中部電力、東邦ガス、JR東海といった地域インフラ企業が上位に入り、地域経済を支えている。

 野村総合研究所やアクセンチュア、アビーム系各社などコンサルティング企業、NTTドコモやソニーセミコンダクタソリューションズといったIT・先端技術分野も一定の存在感を示している。

*この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。

【ランキング表の見方】
2025年春の大学別の主な就職先。上位20位以内の企業・団体を掲載。就職先名称は原則としてアンケート調査時点の各大学の回答による。大学により、一部の学部・研究科を含まない場合がある。大学院修了者を含む(調査/大学通信)