面接本番での受け答えで気を付けたいのは、ESの書き方と同様に、最初に結論を端的に述べ、続けてその理由を説明すること。

 スラスラ話す必要はない。面接官が知りたいのは候補者の素顔であり、質問を頭の中で反芻(はんすう)し、しっかり考えて答える方が好印象だ。

企業の重視ポイントと
就活生のアピールポイント

 ところで、書類選考や適性検査、面接において企業は学生のどういう点を重視し、学生は何をアピールしようとしているのか。

 ダイヤモンド・ヒューマンリソースの調査によると、企業が重視する点の第1位は「対人コミュニケーション力」で88.0%だが、これは学生がアピールしたい点としては36.2%。企業の第2位は「仕事への意欲・興味」で61.0%なのに対し学生は同34.8%。企業の第3位は「協調性」で60.7%なのに対し学生は同36.9%とそれぞれ大きな開きがある(図表2参照)。

 一方、学生が最もアピールしたいポイントとして挙げているのが「粘り強さ・責任感」だが、これは企業側も重視しておりギャップは小さい。しかし、同じく学生が重視する「アルバイト体験」(43.6%)について企業は16.2%、「サークル活動体験」(30.5%)に至っては重視する企業はわずか6.8%に過ぎない。

 ESの作成や面接の対策においてはこうしたギャップを意識すると大きなメリットが期待できる。例えば、アルバイトやサークル活動の話をESに盛り込む場合、一歩踏み込んで、そうした体験から何を学び、どう成長したかを分かりやすく伝えてみる。あるいは、面接においては面接官とのコミュニケーションを楽しむくらいの意識を持って臨めば高評価につながる可能性がある。ぜひ工夫してみてほしい。