根っこを伸ばすことが大切です。地面の下に力を蓄えることが大切なのです。
もし、そんな根っこがなかったら、どうすれば良いのでしょうか。思い出してください。うまくいかないときに、根っこは伸びます。「うまくいかない」「自分はダメだ」と悩み苦しんでいるときに、あなたの根っこは深く深く伸びているのです。
雑草は折れることで
より強く成長する
野菜や草花を育てるときに、せっかく伸びた茎をわざと折ることがあります。これは「摘心」と呼ばれる方法です。茎が折れると、それまで準備していた葉っぱの付け根の芽が刺激を受けて、芽が伸び始めます。そうして、たくさんの芽が伸びることによって、茎の数が増えるのです。
雑草も同じです。草むしりをしたり、草刈りをすると、雑草がかえって増えてしまうことがあります。成長が邪魔されたことによって、今まで眠っていた芽が、動き出すのです。そして、雑草は、ますます旺盛に成長します。
『雑草は、なぜ何度でも生えてくるのか』(稲垣栄洋、ポプラ社)
根っこの成長も同じです。根っこも切れると、ますます再生します。地下茎も折れると、眠っていた芽が動き出します。しかも、再生して伸びてくる芽は、いち早く回復しようとするため、成長のスピードは、通常の成長よりも旺盛です。こうして、雑草は「折れること」によって、ますます成長するのです。
私たちもそうではないでしょうか。私たちが過去を振り返り、「成長した」と実感できるのは、大きな失敗をした後ではないでしょうか。折れることや、失敗することは、誰にとってもイヤなことです。
しかし、折れることや失敗することが、間違いなく成長を促すのです。
自己肯定感の低い学生たちは、太い根っこを持っています。そして、成長する芽を持っています。しかし、「自分はダメだ」と自らの茎を折ることによって、グングンと伸びてくるのでしょう。
太い根っこさえ持っていれば、自己肯定感なんて低い方が良いのかもしれません。







