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ここ数年、物価高騰や人材不足などを背景に企業の高い賃上げが続いている。優秀な人材を獲得するためには、待遇改善が急務であり、企業による賃上げ競争の様相を呈している。そこで、ダイヤモンド編集部では、統計の専門家の協力の下、恒例となっている「3年後の予測年収」を刷新し、将来の年収を大胆予想。特集『【26年版】3年後の予測年収ランキング!全31業種1200社「賃上げ」有望企業はどこだ』の#22では、精密業界の予測年収を独自に推計し、全23社のランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部 山本 輝)
医療機器、カメラ、時計…
精密機器業界の3年後の予測年収
医療機器やカメラ、光学機器、時計などを扱うのが精密業界だ。全般的に飛び抜けて年収が高い業界ではないが、その他の製造業と比べて、比較的高年収の企業も多い。
例えば、オリンパスの2025年3月期の平均年収は、1046.0万円。主要な精密機器企業の中では唯一、1000万円を超えている。その他にもHOYAが923.6万円、島津製作所が901.5万円と900万円を超える水準だ。近年、業績が低迷するニコンですら平均年収は851.0万円と高水準だ。
各社で得意とする事業領域などが異なり、業績動向はまちまちだが、26年3月期に過去最高益を更新する見込みとなっているテルモのように、経営が好調な企業も少なくない。
では、そんな精密業界における各社の将来の年収はどうなっているだろうか。ダイヤモンド編集部では、恒例となっている「3年後予測年収」の最新版を作成した。統計の専門家の協力の下、25年3月期までの実績値から、3年後となる27年4月~28年3月期の年収を大胆予想した。
具体的には、年収が業績などに連動することを前提に、各社の公表資料を用いて重回帰分析による予測モデルを作成、アナリストによる業績予想のコンセンサスデータを当てはめて試算を行った。なお、業績予想は25年12月時点のデータに基づく。より詳しくは次ページを参照してほしい。
今回は、精密機器を扱う23社をランキングにした。
テルモ、HOYA、オリンパス、島津製作所、ニコン、セイコーグループ、シチズン時計、朝日インテック、ニプロ、メニコン、シード……各社の3年後の年収はどれくらい増えるのか、あるいは減るのか。一挙に見ていこう。







