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ここ数年、物価高騰や人材不足などを背景に企業の高い賃上げが続いている。優秀な人材を獲得するためには、待遇改善が急務であり、企業による賃上げ競争の様相を呈している。そこで、ダイヤモンド編集部では、統計の専門家の協力の下、恒例となっている「3年後の予測年収」を刷新し、将来の年収を大胆予想。特集『【26年版】3年後の予測年収ランキング!全31業種1200社「賃上げ」有望企業はどこだ』の#27では、保険・証券・金融業界の予測年収を独自に推計し、全32社のランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部 山本 輝)
高年収の保険・証券・金融業界
3年後の予測年収ランキング
金利ある世界の復活や活発なM&A環境、NISA(少額投資非課税制度)など個人投資の拡大などを背景に、保険・証券業界の業績が好調だ。
損害保険大手の東京海上ホールディングスは、政策保有株式の売却や海外事業の好調もあって2026年3月期の経常利益が1兆3486億円、純利益が9804億円となり、前年から微減したものの高水準をキープした。また、生命保険大手の第一ライフグループも26年3月期の経常利益が7537億円と好調だった。
また、証券会社でも野村ホールディングス、大和証券グループ本社の26年3月期の純利益がそれぞれ3621億円、1752億円といずれも過去最高だった。ネット証券各社も順調に業績を拡大している。
銀行などと並んで順風満帆に見える金融業界だが、各社の将来の年収はどうなっているだろうか。ダイヤモンド編集部では、恒例となっている「3年後予測年収」の最新版を作成した。統計の専門家の協力の下、25年3月期までの実績値から、3年後となる27年4月~28年3月期の年収を大胆予想した。
具体的には、年収が業績などに連動することを前提に、各社の公表資料を用いて重回帰分析による予測モデルを作成、アナリストによる業績予想のコンセンサスデータを当てはめて試算を行った。なお、業績予想は25年12月時点のデータに基づく。より詳しくは次ページを参照してほしい。
今回は、損保・生保、証券、リースやノンバンクなどその他の金融業を合わせた保険・証券・金融業界の32社をランキングにした。
上位企業だと年収1000万円超えも珍しくない高年収業界だ。今回の予測では、7社が1000万円を超え、さらに7社が900万円以上という結果となった。
東京海上ホールディングス、SOMPOホールディングス、MS&ADインシュアランスグループホールディングス、第一ライフグループ、T&D ホールディングス、ライフネット生命保険、野村ホールディングス、大和証券グループ本社、東海東京フィナンシャル・ホールディングス、松井証券、オリックス、三菱HCキャピタル、ジャフコ グループ、FPG、アコム……各社の3年後の年収はどれくらい増えるのか、あるいは減るのか。一挙に見ていこう。







