【26年版】3年後の予測年収ランキング!全31業種1200社「賃上げ」有望企業はどこだ#21Photo:PIXTA

ここ数年、物価高騰や人材不足などを背景に企業の高い賃上げが続いている。優秀な人材を獲得するためには、待遇改善が急務であり、企業による賃上げ競争の様相を呈している。そこで、ダイヤモンド編集部では、統計の専門家の協力の下、恒例となっている「3年後の予測年収」を刷新し、将来の年収を大胆予想。特集『【26年版】3年後の予測年収ランキング!全31業種1200社「賃上げ」有望企業はどこだ』の#21では、化粧・日用品業界の予測年収を独自に推計し、全16社のランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部 山本 輝)

身近な商品が多い化粧・日用品業界
3年後の予測年収は?

 ここ数年、日用品業界はブランドの絞り込みや高付加価値商品の強化といった構造改革を進めてきた。

 長らく業績低迷が続いていた花王は、2023年から新たな中期経営計画の下、大胆な構造改革をスタート。子ども用紙おむつの中国での生産終了や、茶カテキン飲料「ヘルシア」事業の売却、「コフレドール」など複数の化粧品ブランドの販売終了などを断行し、25年12月期の営業利益は1641億円と、23年12月期の600億円からV字回復を果たしている。

 また、ライオンも23年12月期まで3期連続の減益に沈んでいたが、SKU(商品の最小管理単位)の削減や高付加価値製品の展開・値上げなどによって業績を回復基調に乗せており、25年12月期の事業利益は308億円と前年比で16.8%も増加した。

 ただし、足元では製品の原料となる原油由来のナフサなどの調達見通しが不透明といった不安要素もある。両社ともこの回復基調の波に乗りさらなる飛躍を実現できるか、正念場といえそうだ。

 そんな日用品業界だが、各社の将来の年収はどうなっているだろうか。ダイヤモンド編集部では、恒例となっている「3年後予測年収」の最新版を作成した。統計の専門家の協力の下、25年3月期までの実績値から、3年後となる27年4月~28年3月期の年収を大胆予想した。

 具体的には、年収が業績などに連動することを前提に、各社の公表資料を用いて重回帰分析による予測モデルを作成、アナリストによる業績予想のコンセンサスデータを当てはめて試算を行った。なお、業績予想は25年12月時点のデータに基づく。より詳しくは次ページを参照してほしい。

 今回は、化粧品、トイレタリー、ヘルスケアなどを扱う化粧・日用品業界16社をランキングにした。

 突出した高年収企業はないものの、平均年収は600万~800万円台に集中しており、おしなべて堅実な水準となっている。

 花王、ユニ・チャーム、ライオン、小林製薬、エステー、ピジョン、コーセーホールディングス、ポーラ・オルビスホールディングス、マンダム、ノエビアホールディングス……各社の3年後の年収はどれくらい増えるのか、あるいは減るのか。一挙に見ていこう。