エスカレーター校 クライシス2#12Photo:PIXTA

大学淘汰が進む時代、大幅な定員割れを起こしている大学の共通点とは何か。「消滅予備軍」はどこなのか。連載『教育・受験 最前線』では、連載内特集『エスカレーター校 クライシス2』をお届けする。#12では、2年連続で大幅定員割れした大学21校の実名リストを公開する。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)

大幅定員割れした69大学は全て
在籍者数4000人未満の小規模校

 全学年を合計した収容定員に対し在籍する学生数が8割を切るというのは、大幅な定員割れを起こしている状況だ。ダイヤモンド編集部ではエスカレーター校を展開する学校法人が運営する250大学を対象に、過去3年分の「収容定員充足率」(在籍者数÷収容定員)を算出した。過去3年で収容定員充足率80%未満になったことがあるのは69大学に上った。

 この69大学には共通点がある。69大学全て、在籍者数が4000人未満という小規模校なのだ。在籍者数4000人以上の大学で収容定員充足率が80%を切ったところはない。在籍者数7000人以上の大学では、90%を切ったところもない。

 明らかに、小規模大学は学生が集まりにくく、規模が大きくなると学生が集まりやすい傾向がある。では、具体的に大幅に定員割れしている大学はどこなのか。

 前回は過去3年全て収容定員充足率が8割を切った30大学についてリストを公開した(本特集#11『消滅の瀬戸際に立つ大学がズラリ!3年連続で「大幅定員割れ」した30校の実名リストを大公開!!』参照)。今回は過去3年で2回、収容定員充足率が8割を切った21大学のリストを作成した。

 この21大学はいずれも、3年前は定員を割ってはいたものの、8割を切るまでではなかった。その後2年間は連続して8割未満。つまり状況が悪化しており、大学淘汰時代における「消滅予備軍」だ。

 次ページでは、2年連続で収容定員充足率が8割未満となった21大学のリストを公開する。前回取り上げた3年連続で8割を切った30大学では、閉学や運営譲渡など、大学運営からの撤退が相次いでいた。今回の21大学はどうなっているのか。