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富裕層と呼ばれるほど高い収入がありながら、なぜかお金がたまらず悩む人々は少なくない。連載『富裕層必見!資産防衛&節税術』の第26回では、数多くの富裕層と接してきた税理士が、高収入なのにお金が残らない富裕層に取りつく「3匹の妖怪」の正体と、その退治法を伝授する。(税理士法人レガシィ代表社員税理士・公認会計士 天野 隆)
知っているようで知らない
「税金」という妖怪の恐ろしさ
今回は、収入がある割には、お金のストックのない人の特徴と改善策について述べてみたい。そうした人には3匹の妖怪が取りついている。
1匹目の妖怪の名は「税金」だ。
収入がたくさんある人は、所得税が最高45%、住民税が10%、合わせて55%の税負担がかかるようになっている。下記は所得税率の計算表だ。
課税される所得が900万円以上になると33%、1800万円以上になると40%、4000万円以上になると45%の所得税率になり、富裕層と呼ばれるほどの収入があればあっという間に最高税率が課せられる。
収入が給与であれば源泉徴収によって事前に差し引かれるが、問題は個人事業主の方。翌年に売り上げが減少した場合、予定納税や住民税の負担の大きさにびっくりするわけだ。
そして、さらに追い打ちをかけるのが、翌年の住民税。住民税は10%とはいえ1年遅れて課せられるので収入が途絶えたときや収入が減ったときに、その負担の大きさを実感することになる。
この上、さらに社会保険料が加わる。健康保険料と年金保険料がそれだ。企業に勤めているならば、一部は会社が負担してくれるが、個人事業主であれば国民健康保険料や国民年金保険料を払うことになる。この負担感は意外と大きく、最近、国でも議論の対象になっているくらいだ。
次ページでは、その退治法と共に次なる妖怪を紹介する。税や社会保障はまだ目に見えるので分かりやすい。2匹目の妖怪は姿が見えないので厄介だ。








