鉄則(2):燃油サーチャージを
「物理的に回避」する

 続く鉄則は、「燃油サーチャージがかからない」または「極端に安い」飛行機を選ぶこと。物理的な回避です。

 わかりやすいのはLCC(格安航空)の活用です。基本的にLCCの多くは、そもそも運賃体系に燃油サーチャージがありません。そのため、「いつ上がるか、下がるか」といった心配自体が不要です。

「LCCは長距離だと疲れそう」と思うかもしれませんが、一例としてJAL系LCCのZIPAIRのホノルル線では、フルフラットシートがあります。フルサービスキャリアのビジネスクラスにも似た快適なシートなので、深夜便でも疲れが最小限に抑えられます。

海外旅行がぐっと安くなる!旅のプロが教える3つの鉄則、「燃油サーチャージなし」の航空会社の実名ジップエアのフルフラットシート

 LCC以外では、外資系キャリアの積極活用です。海外エアラインの中には、資金に余裕があって早めに燃油を確保し、燃油代を最初から運賃に内包もしくは安価に据え置いているところもあります。

 その典型例が、シンガポール航空です。日本発着路線は燃油サーチャージの設定がなく、総額が読みやすいことが支持されています。

 さらにもう一段の裏技が「中継地のマジック」です。いま欧州への直行便は、迂回ルートで飛行時間が延び、値上がりしています。そこで、燃油価格が低い国の空港を経由するルート(乗り継ぎ便)も検討しましょう。

 カタール航空ややシンガポール航空などの乗り継ぎ便で欧州へ向かえば、総額を数万円、家族旅行なら十数万円単位で浮かせられることもあります。乗り継ぎ空港で買い物やラウンジを楽しめば、旅の思い出も増えるでしょう。