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自動車や造船などを含む輸送用機器業界。金利上昇による最も身近な影響は、自動車ローンで、金利負担増加を懸念した買い控えも想定される。特集『金利上昇「衝撃度」ランキング!【26業界】苦しくなる企業はどこ?』の本稿では、2年以内に返済・償還を迎える有利子負債の借換金利が1%上昇した場合、足元の利益をどれだけ押し下げるかを独自試算した「金利上昇衝撃度」で輸送用機器38社のランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部 山本興陽)
自動車、造船…輸送用機器業界の利上げの影響は?
三菱自動車岸浦社長「自動車ローン」への影響懸念
金利上昇は、自動車や造船などを含む輸送用機器業界に影響を与える。最も身近な影響は「自動車ローン」だろう。
三菱自動車の岸浦恵介社長は、「(長期金利の上昇が進めば)自動車ローンなどに影響はあるだろうとわれわれも思っている」と、9月2日に行われた記者会見の際に語った。自動車ローンの金利が上昇し、金利負担の増加を懸念した買い控えが起これば、自動車各社の収益悪化の要因になり得る。岸浦社長は「(金利の変動には)フレキシビリティ(柔軟性)が大切だ」と強調する。
また、輸送用機器業界は、工場などへの設備投資に加え、近年は脱炭素への対応などで資金需要が膨らむ傾向にある。借り入れなどで有利子負債を調達する必要性が高く、利上げによる利払い負担増加の影響を受けやすい業界ともいえる。
今回、最新決算期末時点で2年以内に返済・償還を予定する有利子負債を対象に、借換時の金利が1%上昇した場合の利払い負担増加額を試算した。さらに、その金額が直近3期の平均営業利益の何パーセントに相当するかを求め、利益への圧迫度を示す「金利上昇衝撃度」としてランキングを作成した。
金利上昇衝撃度ランキングは、金利上昇に対する「柔軟性の度合い」ともいえる。ランキング上位企業は、金利上昇による「柔軟性」が低いと言い換えられる。
次ページでは、輸送用機器業界の企業を対象とした金利上昇衝撃度ランキングを掲載した。35位にはマツダ、23位には三菱自動車、そして日産自動車がトップ3にランクインした。
そして、1位となった企業とは――。ダイヤモンド編集部が、1位企業の社長を直撃したところ、ランキングに対して反論した。次ページで明かす。







