連絡を入れているかどうかに注目しがちですが、大事なのは連絡を入れられない要因を取り除くことです。
「できる範囲」だけでは
成長することはできない
コンテンツを作る仕事は答えやゴールのないものなので、「やりすぎる」ということはありません。
私も予算がない、時間がないと文句を言いながら、いざプロジェクトが動き出すと、いいものにしようとありとあらゆる手を尽くしてしまいます。
それを過剰サービスと言われることもありますが、人はできることをできる範囲でだけやっていると、どんどん劣化してしまいます。
仕事を覚えて余裕ができたら、別の仕事をしたり、仕事の濃度を高めたりするよう心がけることで成長していきます。
AD時代、私はいつも同じ時間にスタジオに入り準備をしていましたが、一つひとつの作業時間をどんどん短くしていき、空いた時間にさらに別の仕事をしたりして、できることを増やしていきました。
そうすると、トラブルがあって企画内容が変更になったり、本番中に思わぬ指示を出されたりしても、余裕を持って対応することができます。そして、上の人に言われる前に動けるようになる。
指示される前にやることは、実は自分がディレクターやプロデューサーになったときに実際に指示することであって、ステップアップしていくために必要な工程なんです。そうやって、できることは全部やるという習慣がついていきました。
番組登録者数700万人超でも
「僕らに足りないものって?」
「もっと良くしたい」「まだまだやれる」という気持ちが感じられる、モチベーションの高い人と仕事をするのも楽しいです。
東海オンエアと一緒にイベントを作っていて、なんでも自分ごとにする意識の高さ、こちらの想定以上のものを求める姿勢に感心しました。
打ち合わせをしていても、こちらが「まだやりますか?」と音を上げるほど、とことん考え、議論します。「こんなこともやりたい」が止まらないんです。
さらに、イベント後の打ち上げでも、「石井さん、僕らに足りないものってなんですか?」と質問してくるほどの吸収力、向上心がありました。
『「自分でやらない」ほうがうまくいく 信頼されている人だけが知っている7つのルール』(石井 玄、PHP研究所)
700万人以上のチャンネル登録者がいて、今も動画が200万~300万回再生されるトップYouTuberとして走り続けられる秘訣は、こうしたスタンスを保ち続けていることにあるのだと実感しました。
とはいえ、「もっと良く」「もっと早く」を追求しすぎると、心や体を壊してしまうこともあります。
しかし、「自分はここまでできる」というラインも、できることを増やしてみないと見極められないものです。
ランニングと同じで、限界まで走ることで「自分はこのくらいまでなら走れる」という感覚がつかめるものだと思います。
そして、限界まで走り続けることで、走る度に少しずつ距離が伸びていくこととも同じです。







