コロナで崩壊寸前!どうなる!?エンタメ#14
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動画投稿で収入を得る「ユーチューバー」。芸能人をはじめ有名人の参入者も後を絶たないが、競争激化や広告アルゴリズムの変化などにより苦境に立つ人も多い。一方で「中年男性ユーチューバー」は少なく、狙い目との指摘も。特集『コロナで崩壊寸前!どうなる!?エンタメ』(全17回)の#14では、複数のユーチューバーにもうけ方のコツを聞いた。(ダイヤモンド編集部 竹田幸平)

俳優や芸能人が続々デビュー
「ユーチューバー戦国時代」の今

 川口春奈、佐藤健、ローラ、GACKT、江頭2:50……。今年だけでも、こうした俳優・芸能人のビッグネームやお笑い芸人などが自らYouTube(ユーチューブ)に動画投稿を行い、YouTuber(ユーチューバー)として活動を始める例が続出している。

 新型コロナウイルスの感染拡大で家にいる時間が長くなる中、今や一日ユーチューブばかり見ているという人も珍しくない。以前は素人の動画投稿サイトぐらいにしか思われていなかったユーチューブだが、巨大産業化やプロ組の大量参入などを受け、もはや“戦国時代”の様相を呈しているのだ。

 下表の通り、日本には現時点でチャンネル登録者数500万人以上を誇る“モンスター級”のユーチューバーが10組いる。最多は870万人超のはじめしゃちょー、それに続くのがヒカキンのチャンネル「HikakinTV」だ。

 ユーチューブは、チャンネルを開設すれば誰でも動画投稿が可能。その上で「チャンネル登録者数1000人+過去1年にアップした動画の総再生時間4000時間」という条件に達すれば、動画再生回数に応じた広告収入を受け取れるようになる。

 報酬体系は一般的に1再生当たり0.1円程度だが、詳しくは後述するように、報酬単価は視聴者層や動画内容によっても変動する。ユーチューバー情報サイト、ユーチュラの試算によれば、ヒカキンの直近の月収は7000万円超、登録者数4位のフィッシャーズは6000万円台にも上る。

 とはいえ、そんな億万長者に上り詰めたユーチューバーはごく一部。大量の参入者がなだれ込む状況の下、今やユーチューバーの競争環境は激化の一途だ。足元ではコロナ不況で企業の広告意欲が減退しており、動画再生時の広告単価が上がりづらい上、広告アルゴリズムは普段から頻繁に変更され、仕組みが不透明で収益が安定しない人も多い。

 よって決して甘く見ない方がよいが、実はそんな環境下でも、「中年男性(おじさん)ユーチューバーは数が少なく勝機が見込める」と、業界動向に詳しいある関係者は明かす。実際、この後に“おじさんユーチューバー”の実例として紹介する住宅ジャーナリストの榊淳司氏は「月に5万円や10万円を稼ぐぐらいならハードルは高くない」と実感しているという。そして、「おじさんにこそチャンスあり」との主張の正当性は、データ上からもうかがい知ることができるのだ。