近藤さんは、大学検定試験を取得し、大学も卒業したものの、上手く就職できなかったという。しかし、7年ほど前、アメーバブログという無料ブログサービスを使って、ブログを作ったことがきっかけで、アフィリエイトという働き方に出合った。

「アフィリエイトは、ブログを見た人が貼られたリンクからお買いものをすると、報酬が支払われる仕組みであり、誰でも始められる。方法は、自分の媒体を作って仲介業者に登録、申請すればいい。審査に合格すれば、提携したい企業サイトに申請。承認されれば、自分の媒体に広告を掲載します。先日もメールで“何十万円必要と言われた”という相談を受けましたが、アフィリエイトを始めるのにも勉強するのにも、お金がかかることはありません」

 とはいえ、近藤さんのように、すべての人がアフィリエイトで生活できるわけではない。ただ、自分の好きなものをウェブ上でコンテンツにして、世の中に発信していくことは、少数でも誰かに見てもらえる上、何かのアクションにつながっていったりする。自分の情報が誰かの役に立っているという感覚を持てて、前向きになれる効果があると、近藤さんは話す。

「自給自足」学科に「親の心理を研究する」学科…
参加者から出された多くのアイデア

 また、前後して2度にわたり、グループに分かれ、「これからのテーマ・学科について」の話し合いを行った。

 その後、それぞれのグループから会場全体でシェアが行われた。

 まず、「どうすれば、当事者のグループをつくれるのか?」「どうすれば、家族と当事者がとやりとりして情報交換できるような仕組みができるか?」という問いをきっかけに「自助グループつくりたい」学部を開設したいという要望が出された。

 また「自分と同じような教訓の当事者が、将来どうしていこうとしているのかを知りたい」という思いから「当事者のこれからどうしていくの」学部。実際に、これをやったらよかったよというノウハウを共有することに特化した「やってよかった」学部などが披露された。

 目立ったのは、社会で働くのはしんどいものの、お金を稼がなくても農業国日本で自立していきたいという「農学部自給自足」学科に代表される農業に絡んだテーマだ。