「たくさん英語を聞き流せば、
話せるようになる」…は、ウソ
(株)パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役
早稲田大学理工学術院非常勤講師。1990年に法人向け研修会社パンネーションズを設立し、「日本人のための英語学習法」を提供。そのユニークな学習方法はNHK「クローズアップ現代」や、フジテレビ「めざましテレビ」など、多くの雑誌メディアでも取り上げられた。これまでIT、電機機器メーカー、自動車メーカー、小売業、金融などの多岐にわたる大手企業&中小企業、約1500社、55万人に研修を実施している。現在は、「英語」の他「ロジカル・コミュニケーション」 「ロジカル・ライティング」 「対人対応コーチング」 「交渉術」などのビジネスコミュニケーションの領域で研修を行っている。安田自ら講師、コンサルタントとして活躍中。
「5つのウソ」のうち、【たくさん聞き流せば英語は話せる】というウソについて、解説いたしますね。
「とにかく英語をたくさん聞き流して、英語のシャワーを浴びること。すると自然に、英語がわかるようになってくる!!」
……残念ながら、それはウソです(キッパリ)。
よく聞く話ですが…、「とにかく、英語漬けの環境に行けば、英語がしゃべれるようになる!」とか、「とりあえず英語圏に留学してしまおう! そうすれば何とかなる!」……これらはすべてウソなので、みなさん、だまされてはいけません!
その証拠に、日本に何年も住んでいるのに、全然、日本語が話せない外国人は、た〜くさんいます(特に英語学校の講師などに多い……)。
つまり、「日本語漬けでも日本語は上手くならない」のですから、当然、逆もしかりで、「英語漬けになっても英語は話せない」のです。
もしかしたら、あなたも一生懸命、通勤時間に「英語の聞き流し」をしているところかもしれませんね。
ただ、結論を言わせていただくと「意味やカタチがわからない英語」をいくら聞き流しても、英語をしゃべれるようにはなりません。
本連載でご紹介する「インド式英語学習法」においては、「聞く技術(リスニング)」のゴールは、「相手が英語でしゃべっている、おおよその意味を捉えられること、大意を捉えられること」です。
一字一句、日本語に訳して理解する必要はありません。つまり、「話のポイントを捉えられること」が一番大切なのです。
考えてみたら、私たちは、日本語であっても、相手が話しているすべての意味を、完璧に理解しているわけではありませんよね。「相手の話のポイント」を捉えて理解しているわけです。
ぜひ、「その程度の感覚で、英語を理解すること」を前提としてください。
本連載では、「英語を文のカタチで捉えること(英語の話のポイントを捉えていくコツ)」を伝授します。
実は、英語の文章を「カタチとして話せるようになること」と、「英語を聞くこと」とは、完全に、同じカラクリで成り立っています。
つまり「英語のカタチ」がわかれば、自然と「英語を話すこと&聞くこと」の両方が、可能になるのです!
(※次回・第3回の記事は、「4月28日(月)」の掲載になります)
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