為替感応度分析の復習

 為替相場の問題は次の〔図表 1〕に示すとおり、「輸出企業の円高限界点」や「輸入企業の円安限界点」を示しながら、本連載で数多く扱ってきた。


◆〔図表 1〕為替相場の問題を論じたコラム
第49回コラム:日立製作所、東芝、三菱電機、パナソニック、シャープ
第50回コラム:ニッサン、トヨタ、マツダ、ホンダ、スズキ、富士重
第51回コラム:NEC、富士通、ソニー
第52回コラム:トヨタ、デンソー、アイシン
第63回コラム:ニッサン、トヨタ、ホンダ
第64回コラム:日立、東芝、三菱電機、パナソニック、シャープ、
       NEC、富士通、ソニー、ニッサン、トヨタ、ホンダ
第65回コラム:ニトリ、ABCマート、セブン&アイ、イオン
第66回コラム:富士フイルム、京セラ、コニカミノルタ、キヤノン、
       日本電産、村田製作所、ニコン、リコー
第67回コラム:三菱重工、日立
第68回コラム:NTT、ニッサン、ホンダ
第69回コラム:任天堂
第71回コラム:王子製紙
第73回コラム:トヨタ
第87回コラム:グローバルマクロ、日経平均株価
第93回コラム:NEC、富士通
第103回コラム:コスモ石油、出光興産


 〔図表 1〕において、第63回コラムから第69回コラムまで連続して取り上げたのは、当時は超円高の状況にあり、関心が高かったからだ。

第103回コラム以降、為替相場の問題を取り上げなかったのは、1つには円安相場が企業業績に及ぼす影響を見極めたかったからである。もう1つは、拙著『高田直芳の実践会計講座「経営分析」入門』(日本実業出版社)を、2014年4月に出版したからである。

 〔図表 1〕の各コラムは解析結果だけを示したものであり、その解析結果を導くための「分析手法」を紹介しなかった。その手法を紹介したのが、前掲書『高田直芳の実践会計講座「経営分析」入門』に収録した「タカダ式為替感応度分析」である。