2016卒の学生から就職活動のスケジュールが大きく変わります。現在、企業の採用情報や説明会情報の解禁は大学3年生、大学院1年生の12月となっていますが、それが3月に。また、採用選考開始は大学4年生、大学院2年生の4月から8月へと繰り下げになるのです。
「今年の夏はおもいっきり遊ぼう!」と思っている就活生も少なくないでしょうが、一方で「自分たちの就職活動は短期決戦になるから今のうちに動かなきゃ!」と焦っている人もいるはずです。また、この採用スケジュールの変更を守るのは、日系大手を中心とした企業に限られるため、外資系企業やベンチャー、中小企業を目指す人にとってはこの夏が勝負の季節になるのは、間違いありません。
そんな真面目な学生の多くが参加するのが、インターンシップです。このインターンシップ、日本では“職業体験”という意味合いが強いため、企業は募集時に「採用には直結しない」とすることがほとんどです。しかし、学生には「実際には就職に有利になるはず」という思惑が少なからずあります。
早いところではすでに夏のインターンシップが始まっているかと思いますが、では就活生の間でささやかれる「インターンシップ、就活に有利説」は正しいのでしょうか?それとも都市伝説に過ぎないのでしょうか。今回もOKWaveに寄せられた質問と回答から、真実を導き出していきましょう。
「不利」と答える人はゼロ!
採用直結だけじゃない「有利」な理由
OKWave総合研究所が「質問・疑問 に答えるQ&AサイトOKWave」上の「就職」カテゴリに寄せられた質問と回答を分析。同カテゴリの中から「インターンシップ」にまつわるものを抽出したところ、質問が1146件、回答2976件という膨大なデータが得られました。
この回答データから「インターンシップが有利かどうか」についての分析を行ったところ、「有利」が58%にのぼり、「どちらでもない」が42%となりました。「不利」と考える人はいませんでした。