「地頭を鍛えるには将棋がいいらしい。子どもに将棋をやらせてみようか」「理系脳を育てるには、実はそろばんが有効らしい」。教育熱心な方ほど、いろんな情報を仕入れているので、「あれもこれもしないと!」という気持ちになりがちです。どうすればいいのでしょうか?

お父さん、お母さん。
心当たりはありませんか?

「うちの子をもっと自立させるには、どうしたらいいでしょうか?」
「ほめて伸ばすことが大事と聞きます。叱らないほうがいいんでしょうか?」

 教育熱心な方であればあるほど、本やインターネット、親同士の会話などから多くの情報を仕入れているので「あれもやらなきゃ! これもやらなきゃ!」という気持ちになりがちです。

 私が接してきたお父さん、お母さんの中にも、将棋がいいと聞けば将棋をやらせ、そろばんが大事と知ればすぐに通わせる。音楽教室で絶対音感がつくと知れば、翌日からピアノを習わせる。

 このようになんでもかんでもやらせる方がいました。それも一人や二人ではありません。

 ここで私がお伝えしたいのは「子どもに、なんでもかんでもやらせないほうがいいですよ」ということです。