マニュアル社会では
知識研修は不必要

 ビジネスの伸展のためには、一人ひとりがパフォーマンを上げていかなければならない。そのためには、一人ひとりのモチベーションを高めることが重要であることに、異論を持つ方はいらっしゃらないであろう。

 もちろん、業務知識を得たり、会社の方針を理解したりすることも必要だ。しかし、今日のビジネスパーソンは様々な情報を得る機会には恵まれている。マニュアルやガイドラインが用意されているだろうし、社内電子掲示板に掲載されていて、必要な時に、容易にアクセスできるはずだ。

 だとすれば、集合研修は、メンバーが集合してこそ得られる目的に絞って実施することが良く、必ずしも集合する必要のないことは行なわないことが良いのだ。

 チェックシートに挙げた、(1)研修で覚えるべき知識を網羅している(2)後で読んでもわかるように、丁寧な説明がされている――の2項目は、必ずしも集合研修で実施する必要のないことなので、ビジネスの伸展には役立たないのである。

講師による「押し売り」集合研修は
百害あって一利なし

 研修講師になりたての担当者は、研修講師たるもの、参加者に「勉強になった」と思わせなければならないと、一所懸命持っている知識を総動員し、その結果、情報満載の研修資料ができあがる。