髪型は突っ張っても人には媚びろ!
リーゼント式サバイバル英語術

秋山 シンガポールでは、電話やオンライン会議も多いと聞きました。

岡田 特に電話やオンライン会議は顔が見えないぶん「開始前」が重要です。僕がお約束の「鉄板フレーズ」として使っているのは、「When can I expect to finish this meeting?」(いつこのミーティングが終わると期待できるかな?)。要は、いきなりミーティングの本番で話そうとするから緊張するんです。

秋山 それすごくよくわかります。英語の会議の前って、ちょっとしゃべっておくと違いますよね。20分黙っていきなりしゃべらなきゃいけなとなると「うーっ」となってしまう。舌が固まってしまうんですね。

岡田 僕はいまでもLとRの発音が苦手なので、重要なプレゼンの前には発音練習します。Rは「らりるれろ」と発音をチェック。また、プレゼンでは胸を大きく張る必要があるので筋トレ、とくにパンプアップ(腕立て伏せ)は欠かせません。腕がしなやかに動きやすくなるんです。それもできないときは、立ったままスクワット。

秋山 (爆笑!)

「ミーティングのときに重要なのは、ホワイトボードの近くに陣取ること!頭がよくて仕事してそうに見えるんです(笑)」(岡田さん)

岡田 ミーティングで重要なのは、ホワイトボードの近くに陣取ることです。冒頭で「アジェンダを取らせてほしい」と言って、ホワイトボードに決定事項を書いていくんです。英語が多少わからなくても決定事項が再確認できるんです。それに、議事録取る人って頭がよくて仕事してそうに見える(笑)。冗談じゃなく、とても重要です。

秋山 「全部俺がやった」みたいに見えますね。

岡田 奥の手は「Let me finish」(最後まで聞いてね)。その際、手を使うんです。大げさに手を使うと、注目を集められるから。存在感を示すために「今から話すことは重要なんだよ」と全身全霊でごまかす(笑)。

秋山 なるほど、文字通りボディランゲージですね。

岡田 日本人が英語で失敗するのは、前置きが長いこと。明確に「これをしてください」と頼めばいいんです。僕なんて毎日「Can you please help?」を使いまくりですよ。髪型はリーゼントで突っ張っているのに、相手に媚びることを厭わない。それが真のサバイバルであり、リーゼント式処世術です(笑)。そうやっていると、「こいつ、助けてやろうかな」という人がかならず現れます。