コンピュータ化・ロボット化・
グローバル化の時代をどう生き抜くか
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近年、「10年後には7割の仕事がなくなる」との衝撃的なニュースが世間を賑わせている。
英オックスフォード大で人工知能などの研究を行っているマイケル・A・オズボーン准教授は、「今後10~20年でアメリカの雇用者数の47%の仕事がコンピュータ化されるリスクが高い」と発表し、また米デューク大学の研究者であるキャシー・デビッドソン氏は「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就く」と予想した。
これらの予想がどこまで正しいかはわからないが、コンピュータ化・ロボット化・グローバル化の進行を食い止めることができない世の中において、我々にとって完全に無関係だとは断言できないのも事実だ。
そんななか、今の子どもがこうした将来を生き抜くために、国立教育政策研究所のプロジェクト「教育課程の編成に関する基礎的研究」は、「21世紀型能力」を提案している。
「21世紀型能力」とは、学力の三要素(1.基礎的・基本的な知識・技能の習得、2.知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力・ 判断力・表現力など、3.学習意欲)を「課題を解決するため」の資質・能力という視点で再構成しているのが特徴だ。さらに――。
と、以下云々と続くのだが、リーゼント的に解釈すると、つまりは「思考力」を中核として、それを支える「基礎力」、その使い方を方向づける「実践力」を高めていこうぜ、ということだ。
なるほど。確かにシンプルではあるが、ビジネスマンとしてもビジネス・コアマッスルを鍛えるのに、忘れてはならないことばかりだ。何事も基本を忘れるべからず。そこで今回は、「社会人のためのビジネス筋トレ」と題して、著者の考える「リーゼント式『21世紀型能力』を磨くビジネス筋トレ!」を紹介しよう。