欧米企業より日本企業が劣る
「フォロワーシップ力」とは

 欧米の企業と日本企業、両方の企業再生などのコンサルタントと話をした際、両国の違いとしてあげたのが、ここでいう「フォロワーシップ」だった。

 例えばアメリカの企業は、社長がある方針を「5.0」に決定した、と発表すると、全役員、社員、パートまでが5.00000000を実現しようとする。しかし一方で、日本企業の特徴は、社長が「5.0」に決定したと発表すると、役員や部長の中には、5.0位、と認識され、その部下になると、5ぐらい、と考えて行動する。個人の裁量が大きいのか、4.9でも「まあ大丈夫」、5.1でも「5ぐらいだからいいでしょう」となっていってしまい、会社のスピードも、一丸となる力も、劣るのだという。

 ダイバーシティの時代には、アイステートメントで語ることができる、貢献する働き手が必要であり、それらの多様な視点から決断を導きさすリーダーシップも必要だ。しかし、同時に、チームで成果をあげるためのフォロワーシップ能力が必要になってくる。

 今までのように、だまってついていくという消極的な態度としてではなく、ダイバーシティの時代には、自らの視点を提案した上で、さらに積極的、能動的な、貢献姿勢でのフォロワーシップ力が必要である。どうしたらチームの得点を高めるかに切り替えて実行する。今から自分の思考や行動を点検し始めたいと思う。