
佐々木かをり
熱波が各地で山火事を起こし、豪雨が川を氾濫させる……。異常気象の頻発で気候変動に対する危機感が高まる中、世界中の国や都市が「気候非常事態」を自覚し、温室効果ガス排出をゼロにすべく政策立案や実行への意思を示す「気候非常事態宣言(Climate Emergency Declaration=CED)」の表明が相次いでいる。気候変動問題の第一人者である東京大学名誉教授の山本良一氏と、ダイバーシティーの専門家、イー・ウーマン代表取締役社長の佐々木かをり氏が語り尽くす。

最終回
ダイバーシティを促進するのに、どのようなステップを踏めば良いのか。どの手順で進めれば良いのか、と企業から質問を受けることが多い。実はなにより重要なのは「体感」を増やすことだと考えている。

第7回
あなたの会社には、女性役員がいるだろうか?私の実感では、この5年で女性役員への関心は急激に高まっている。多くの人が一番興味を持っているだろうことは、2つ。女性役員は、役にたっているのか。そして、女性役員はどこで探すのか、だ。

第6回
本国会で成立見通しの「女性活躍推進法案」。成立すれば大企業や行政等に女性登用の数値目標を設定させ、その公表を義務付ける。女性を積極登用することに対して、「女性にゲタを履かせるのか!」と反論する人もいるが、本当にこれは女性優遇なのか?

第5回
先日ある若手女性経営者と話をしていて、このままじゃ日本はダメだ!という話題になった。働き手に根性がない、というのが彼女の弁。まだ若くて仕事経験もなく、ちゃんとした仕事もできないのに、短時間労働を希望している人が少なくないのだ。

第4回
ダイバーシティ組織とは、わがまま組織ではない。自分の意見を述べる機会はあるが、決まったことは全員で1ミリのズレもなく力を合わせて全力で最高の仕事をする。それで初めて、ダイバーシティの目的であるチームの総合得点が高まることにつながる。

第3回
ダイバーシティな組織で貢献できる人材とは一体どういう人か。私は、そうした人材になるための訓練の一つとして、発言ルールを作っている。それは、「私は…」から発言を始めるようにする方法だ。

第2回
ダイバーシティとは、多様な視点を活かす事だとこれまで話してきた。では、働く側から見たダイバーシティ組織とは一体どんなところなのだろうか。私が思うに、多くの人はその意味を誤解しているようである。

第1回
「ダイバーシティ」という言葉を聞いて、「また女性活用の話か」と敬遠する方もいるかもしれない。しかし私は、「ダイバーシティ=女性活用ではない」と考えている。では、本当のダイバーシティとはいったいどういう意味なのだろうか?
