「いない、いない、ばあ」の効果
お母さんの顔をはっきり見分けられるころには、お母さんの顔をかくす「いない、いない、ばあ」に変えていきます。
「いない、いない、ばあ」をやると、脳の前頭前野が鍛えられます。
ガーゼを通して空気は入りますので、顔がおおわれていても、このガーゼだと息ができることがわかり、「早くガーゼをとってほしい」という意味で手足を動かそう、顔を動かそうとしだします。
いつまでも息を止めているあいだは、この反応が期待できませんから、顔をおおってはすぐガーゼをとる動作をくり返し、徐々におおっている時間を長くして、ガーゼを通して息ができるように訓練してください。
息ができるようになれば、いろいろと長さを変えて、一定のリズムでとりのぞいていたのを、一拍子長く休んだりして変調したりする高度の訓練になり、もうこれは楽しいお遊びに入っていきます。
「いない、いない、ばあ」の遊びは、毎日くり返し、赤ちゃんが見ないで覚えている時間を少しずつ長くしていってください。「いない、いない、ばあ」でかくす顔は、すべての部分が赤ちゃんから見えないようにやってください。
3ヵ月半の赤ちゃんが1秒間見ないで覚えていれば上出来です。
くわしくは、『赤ちゃん教育』に書きましたので参考にしてみてください。