そうした影響からか、アイシン精機が行った「睡眠に関する調査(2014年)」によると、「起きたい時刻より早く目覚めることがある」男性は20代で86.2%、30代で78.7%にも上ることがわかりました。1時間以上も前に目が覚めてしまう人が42.5%と相当数いるのです。

 取材した製造業で営業職としてEさんは、成績に対するプレッシャーからストレスを感じたことが要因の1つになり、睡眠不足が続いています。Eさんに期待される営業成績が、どうも自分のキャパシティーを超えた仕事量・内容なのかもしれません。他にも職場での複雑な人間関係がストレスの大きな原因になっているようです。ストレスの原因は、職場に溢れているようです。

睡眠不足は効率を確実に下げる!
趣味よりも根本原因の解決を

 睡眠不足は確実に仕事の質を下げることになります。生物学者で、ミツバチの睡眠について研究しているバレット・クライン氏によると、極めてひどい音を出す「不眠機」を使って、ミツバチを睡眠不足にすると、エサの場所などを情報交換する「尻振りダンス」と呼ばれる動きが雑になり、役に立たないダンスになるとのこと。

 この結果を見ても、当然ながら人間が睡眠不足になれば、仕事に悪影響が出るのは明らか。ビジネスパーソンを取材していくと、

・感情のコントロールがきかなくなる
・記憶力が低下してミスが起きる
・仕事のスピードが普段より遅くなる

 など、睡眠不足の弊害で苦労したという経験がいくつも出てきました。ならば、寝ればいいとですが、寝られないのだから仕方ありません。