そして最後が「法令順守意識」ランキングです。1位になったのは、昨年4位の裁判所でした。

 “さすが裁判所”というか、“当然ながら裁判所”というべきか。現役の職員はこんなクチコミを寄せいています。

「法令順守意識はどの組織よりも高い。それは有給休暇取得率の高さなどにも現れており、プライベートとの両立は非常にやりやすい職場だと思う」(男性、現役裁判所事務官)

 プライベートとの両立という意味では、総合ランキング22位に入った特許庁も同様の傾向が見られます。以前、特許庁の職員が下記のようなコメントを寄せていました。

「審査部においては審査官個人の権限がかなり強く、個々に別々の仕事をしていることもあって個人商店の集合のようである。1日休んだ程度では誰にも迷惑がかからないため、当然、有給休暇なども撮りやすく、子育てなどは非常にしやすい」(女性、現役職員)

 表立って「働きやすい職場」としてあまりアピールされていないこれらの官公庁は、プライベートと仕事の両立を図りたい人にとって、“穴場の就職先”かもしれません。

「働きがいのある企業」を見てみると、やる気のある社員の努力をきちんと評価してくれたり、それを伸ばしてくれる環境のある企業が、ランキング上位に選ばれているように思われます。表層的に待遇を良くしたり、休みを取りやすい環境にするのではなく、社員がますますやる気をもって仕事に取り組める環境をつくりつつ、待遇改善などを合わせなければ、企業も成長できる「真の働きがいのある企業」には選ばれないのではないでしょうか。

(ダイヤモンド・オンライン編集部 林恭子)