数字は語る 日々生成されるさまざまな統計データ。これらのデータや数字の背景を読み解ければ、事業予測や業界動向は手に取るようにわかるはずだ。そんな数字の背景を読み解くヒントを、経済学者やシンクタンクの研究者に解説してもらう。 コロナ後の労働市場、サービス業の深刻な人手不足いかに対応するか 川口大司 コロナ危機で発生した膨大な債務をどの程度の期間で処理するか 小黒一正 緩やかな増加にとどまる働き手の実質所得、成長力強化が今後も課題 神田慶司 2%の物価目標、経済・物価の安定化に無力 米国は逃げずに再考を 須田美矢子 いまだ「紙が前提」の慣習 デジタル化進まぬ行政と立法、立法府もデジタル前提で変革を 榎並利博 コロナ対策で膨張する日銀バランスシート、新政権の大きな課題に 小黒一正 戦略的な産業育成で「組立て工場」から脱却の中国、問われる国家資本主義の在り方 長井滋人 経済活動の歴史的落ち込みで企業の雇用保蔵は限界、失業率は大幅上昇も 村瀬拓人 コロナ禍の政府の雇用対策効果の大きさを吟味せよ 川口大司 前提とする数字が甘い財政再建シナリオ、現実に即した試算が必要 小黒一正 デフレコストの過大評価が過度な金融緩和につながるリスク 須田美矢子 急速に広がるテレワーク、人手不足が深刻化する地方での定着が課題に 神田慶司 緊急事態条項は必要?パンデミックが突き付ける課題、自粛かロックダウンか 榎並利博 感染拡大続く新興国の弱点、コロナへの経済的耐久性を左右するテレワーク対応力 長井滋人 コロナ禍でも財政健全化の道筋を残すのが政治の責務 小黒一正 自粛解除で人出が増加、感染「第2波」を招けば景気は二番底に陥る恐れ 神田慶司 コロナ禍で設備投資が慎重化、デジタル化の遅れは国際競争力を失う結果に 村瀬拓人 コロナ禍で迫り来る本格的な雇用調整、的を絞った直接的支援拡充を 川口大司 ポストコロナにおける債務処理の方法について議論を深めよ 小黒一正 コロナ禍の金融政策、「危機だから何でもあり」は長期化で副作用が甚大に 須田美矢子 9 10 11 12 13