気鋭の情報学者ドミニク・チェンとは何者なのか?
仲野 徹
ドミニク・チェン、最近、ときどき目にする名前だが予備知識はまったくない。そして『未来をつくる言葉:わかりあえなさをつなぐために』を読んだ。…
2020.3.13
読むに値する「おすすめ本」を紹介するサイト「HONZ」から、週末読書にオススメのノンフィクション本のレビューをお届けします。HONZが対象とするのは小説を除くすべての本です。サイエンス、歴史、社会、経済、医学、教育、美術、ビジネスなどあらゆる分野の著作が対象です。
仲野 徹
ドミニク・チェン、最近、ときどき目にする名前だが予備知識はまったくない。そして『未来をつくる言葉:わかりあえなさをつなぐために』を読んだ。…
2020.3.13
首藤淳哉
本書『孤塁』は、双葉郡の消防士たちが初めて「あの日」について語ったノンフィクションである。震災について書かれた多くのノンフィクションの中で…
2020.3.6
西野智紀
告白しよう。評者はずっと、なるべく他人と関わりたくないと祈りながら生きてきた。楽しいことも悲しいことも何も経験したいと思わない。誰かと揉め…
2020.2.28
冬木糸一
幸福とはほとんどの人にとっての人生の目標なのではないだろうか。「いや、自分は幸福なんかどうでもいいですね。不幸になる権利が欲しいんです」と…
2020.2.21
仲野 徹
大阪にいると、ほとんどちくわぶなるものを目にすることもなければ、耳にすることもない。もちろん、口にすることもない。基本的にチャレンジャーな…
2020.2.14
田中大輔
書店員の仕事にはマニュアルがなく、口伝や仕事を盗んで覚えるしかないと言われてきた。そんな中『本を売る技術』という本が売っていたので買ってみ…
2020.2.7
アーヤ藍
「徳って何?徳を積めば成功できるの?どうやったら徳を積めるの?」そんな、栗下さん自身が感じてきたモヤモヤの思考の旅路を、一緒にたどれるのが…
2020.1.31
吉村博光
本書は、本国ノルウェーで「彼女こそが脳の脳だ」と評されている、著名な神経科学者が書いた世界的ベストセラー“脳科学本”である。世界21カ国で…
2020.1.24
麻木久仁子
「中村喜四郎」という名を聞いて何を思い浮かべるだろうか。もはやかすかな記憶…「なにか汚職で捕まった人じゃなかったかしら」。若い人たちなら思…
2020.1.17
冬木糸一
現代の医療に麻酔は絶対絶対必須だ。そのわりに、患者に麻酔を施す麻酔科医の仕事は光が当たりづらい分野である。何しろ実際に手術や治療を担当する…
2020.1.10
西野智紀
立花隆『宇宙からの帰還』から四半世紀以上が経ち、今ではアメリカとロシアだけでなく世界各国から宇宙飛行士が誕生した。日本からは現在までで12…
2020.1.3
吉村博光
近年、ノンフィクションを世に出す新たな装置も生まれている。noteなどのweb上の有料閲覧システムだ。そこで生まれた本で、今年私が最も注目…
2019.12.27
仲野 徹
天才プログラマーのポール・コールダー・ル・ルーがいかにして数多くの犯罪に手を染め、一代で暗黒産業を作り上げることができたのか。そして、ル・…
2019.12.13
峰尾健一
野球人気の低下が指摘されているが、プロ野球の観客動員は年々右肩上がりに伸びている。他にもプロ以外でいえば、夏の甲子園の観客数が過去最高を記…
2019.12.6
新井文月
芥川賞の受賞作家の平野啓一郎が長く不明瞭だった「カッコいい」という言葉の正体を文献と実例に基づいて暴いている。そもそも「カッコいい」という…
2019.11.29
首藤淳哉
ローマ法王が38年ぶりに来日する。滞在中は広島と長崎の訪問や、東日本大震災の被災者との面会などが予定されている。前回ヨハネ・パウロ2世が来…
2019.11.22
内藤 順
この四半世紀くらいの間、ネットの力によってどのようにメディアが変貌を遂げたのかという歴史を綴ったものである。なかでも中心的に描かれているの…
2019.11.15
田中大輔
2011年頃から「暴力団排除条例」が全国に広まったことがヤクザを根本から変えてしまったという。銀行口座は持てず、生命保険に入れず、就職も、…
2019.11.8
鎌田浩毅
仕事の「ムダ」をなくすには、まずムダな仕事をしないことだ。本書『仕事の「ムダ」が必ずなくなる 超・時短術』のエッセンスを一言で表せばこうな…
2019.11.1
仲野 徹
円谷幸吉、ある年齢以上の人にとっては決して忘れることのない名前だ。東京オリンピックのマラソン、二位で国立競技場に戻ってくるが、イギリスのヒ…
2019.10.25