オーナー社長にならずに企業を「保有」するのが株式の長期投資だ
塚崎公義
株式の長期投資は、株価の変動で儲けるバクチではなく、企業の生み出す価値の分前にあずかろうとする行為である。
2021.9.3
金融庁が公表した「老後資金2000万円」報告書をきっかけに、老後不安を募らせている人は多いはず。この連載では、日本興業銀行(元みずほ銀行)の調査部出身で久留米大学商学部教授の塚崎公義さんが、マネー初心者でも堅実に老後を過ごすためのお金の話をしていく。
塚崎公義
株式の長期投資は、株価の変動で儲けるバクチではなく、企業の生み出す価値の分前にあずかろうとする行為である。
2021.9.3
塚崎公義
株価の短期予測は極めて困難なので、株式の短期投資は、いわばバクチである。ただ、カジノより期待値が高いので、小遣いで遊ぶには悪くない。
2021.8.27
塚崎公義
株式投資の初心者は、儲けるためか資産を守るためか、短期投資か長期投資か、といった投資の目的と手法の違いを意識しよう。
2021.8.20
塚崎公義
個人による不動産投資はリスクが高い。利回りの高さに魅了されているなら、実物の不動産よりも、不動産投資信託(REIT)の方がいいかもしれない。
2021.8.6
塚崎公義
投資にはリスクが付き物であるが、リスクの大きい投資対象とリスクの小さい投資対象があることは当然である。大企業よりハイテク新興企業の株の方が…
2021.7.30
塚崎公義
投資初心者は、利食いが早く損切りが遅いといわれるが、その一因は、脳が錯覚するメカニズムにあるといわれる。投資家心理をなるべく客観視し、頭を…
2021.7.16
塚崎公義
老後資金を考える際には、「豊かな老後」を目指すより悲惨な老後を避けることを優先すべきだ。その場合、広い意味での「保険」の考え方が重要である。
2021.7.9
塚崎公義
老後資産について不安に思っている人は多いだろうが、不安をあおる輩におびえる前に、公的年金制度などについて学べば、不安が遠のくはずだ。
2021.7.2
塚崎公義
大金持ちは別として、相続税はそれほど怖いものではない。相続税対策の方がコストやリスクが高い場合も多いので注意したい。
2021.6.25
塚崎公義
相続が「争族」になるのは、金持ちとは限らない。庶民も相続について学び、遺言をしっかり残すことが重要である。
2021.6.18
塚崎公義
株式や外貨に投資するインフレ対策が怖いと考える人には、インフレに強い国債で運用するという選択肢もある。検討してみる価値はあるだろう。
2021.6.11
塚崎公義
「保険に加入すると、何となく安心だ」という理由で加入している保険があるとすれば、それが本当に必要な保険であるか否かを見分けるだけで、多額の…
2021.6.4
塚崎公義
老後資金の運用に当たっては、儲けを狙うより、最悪を避けるための分散投資という発想が重要である。
2021.5.28
塚崎公義
サラリーマンと比べると、自営業者は退職金もないし、公的年金も見劣りするので、元気な間は長く働くことはもちろん、若い時から老後資金対策をしっ…
2021.5.21
塚崎公義
年金といえば、公的年金である国民年金と厚生年金が圧倒的に重要だが、これを補う制度として個人型確定拠出年金(iDeCo)がある。加入は任意で…
2021.5.14
塚崎公義
「若者はリスクを取って資産運用をしても良いが、高齢者は安全資産を持て」と言う人がいるが、老後が長いこと、高齢者ほど保有資産が多いことを考え…
2021.4.30
塚崎公義
退職金を手にして手持ち資産の現金が膨らんだとき、世界旅行や投資信託の大量購入に充てるのは危険だ。定期預金のようなものと割り切り、現役時代か…
2021.4.23
塚崎公義
老後資産をインフレから防衛する必要がある。長期的に見れば、株価はむしろインフレで上昇すると考えられるし、米ドル、米国株も有効な対策となり得…
2021.4.16
塚崎公義
投資信託購入との抱き合わせで勧誘される、金利4%など高金利の定期預金。だが、その金利が維持されるのは数カ月で、利子からは税金が取られてしま…
2021.4.9
塚崎公義
日本人の家計金融資産の多くを預金が占める。だが、インフレリスクを考えれば、預金はむしろ目減りする可能性があり必ずしも安全とは言えない。ドル…
2021.4.2