マーケット全般(152) サブカテゴリ

第2回
ECBのゼロ金利長期化で下値不安小さい独・仏国債に妙味
野地 慎 [SMBC日興証券為替ストラテジスト]
2010年以降の金融市場における最大の懸案であった欧州債務問題については、今年、ECBの大きな決断によって、光明が見え始めた。ECBは、7月にゼロ金利政策に踏み切った後、9月には新たな国債買い入れプログラムを発表した。
ECBのゼロ金利長期化で下値不安小さい独・仏国債に妙味
第249回
関係改善のリミットは来年春尖閣後の中国対日感情の現状
加藤 出
中国は13億人を超える人々が住む社会なので、連日のように大きな事件が起きる。10月7日までの8連休に高速道路の事故で死亡した人はなんと794人に及んだ。昨年7月に高速鉄道で40人が亡くなったが、中国ではそれに匹敵する大きな事件が頻繁に発生しており、マスメディアを賑わせている。
関係改善のリミットは来年春尖閣後の中国対日感情の現状
第44回
ドル円はじわりと80円台へ円安持続の鍵は米国の自律回復
田中泰輔
10月の市場はやや明るさを取り戻した。ユーロ圏では、ECBが南欧国債の無制限買い入れの意向を表明し、市場の底割れリスクが後退した。中国は直近のGDP成長率が8%を割り込んだが、これを底とする見方が少なくない。米経済は、雇用はいま一つながら、住宅や小売りに明るい変化が見られる。
ドル円はじわりと80円台へ円安持続の鍵は米国の自律回復
第248回
FRBのMBS購入の裏にある米労働市場の深刻なミスマッチ
加藤 出
米国で雇用の「2極分化」が顕著になっている。ニューヨーク連銀のエコノミストが今月発表した論文は、米国における業種を、ハイスキル、アッパー・ミドルスキル、ローワー・ミドルスキル、ローワースキルに分類して、1980年から2010年までの変化を分析している。
FRBのMBS購入の裏にある米労働市場の深刻なミスマッチ
第247回
高インフレに悩むブラジルの中央銀行が賃上げストの怪
加藤 出
民間の年間平均給与の推移を見てみよう(国税庁調べ)。バブル経済前夜の1986年は362.6万円だったが、バブルピーク期の90年には425.2万円に上昇した。その後、経済は下降線をたどるが、平均給与は97年に過去最高の467.3万円を記録。そこから下落トレンドに入り、昨年は409万円だった。
高インフレに悩むブラジルの中央銀行が賃上げストの怪
第1回
日米中欧の景気刺激策相次ぐも効果は小さく商品市況は頭打ち
芥田知至 [三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部主任研究員]
1カ月前、政策面で原油や金など国際商品の市況を押し上げる材料が相次いだ。中国政府による公共投資計画の承認、ECBによる南欧国債の買い取り表明、FRBによるQE3の発表と、市場参加者の平均的な想定よりも積極的な政策対応が行われた。
日米中欧の景気刺激策相次ぐも効果は小さく商品市況は頭打ち
第246回
ユニクロがファッション1位中国ブランドイメージの傾向
加藤 出
中国の経済誌「第一財経周刊」10月8日号は、今年のブランドイメージランキングを掲載した。中国で企業に勤める男女3143人に行った調査結果だ。内容から判断すると、調査時期は、日本政府が尖閣諸島を国有化する前だったのではないかと思われる。
ユニクロがファッション1位中国ブランドイメージの傾向
第1回
5年物債券利回りは低過ぎない今投資するのも一考の価値あり
野地 慎 [SMBC日興証券為替ストラテジスト]
今年に入って日銀は資産買い入れ等基金による長期国債買い入れを25兆円増やした。これにより短中期国債の需給がタイトになり、3年物国債利回りは政策金利と並ぶ水準に張り付いた。また、円高傾向が止まらないことなどを背景に、日銀による同様の政策が長期化するとの思惑が広がり、3年超の国債利回りが低下している。
5年物債券利回りは低過ぎない今投資するのも一考の価値あり
第245回
安倍晋三総裁の選出に読む今後の日銀と金融政策動向
加藤 出
安倍晋三氏が自民党総裁に選ばれた。次の臨時国会中にもし解散となれば自民党政権が復活し、同氏が総理大臣となる可能性は高い。安倍氏は9月15日の日本テレビの番組で「世界では金融政策が重要な政策の柱になっている。
安倍晋三総裁の選出に読む今後の日銀と金融政策動向
第244回
FOMCの失業率判断に変化QE3は“ただ飯”ではない
加藤 出
「重大な懸念」。バーナンキFRB議長は、8月末の講演で米国の労働市場の改善が遅いことに対する心配を、最大限の言葉で表した。9月13日のFOMCでFRBは、MBSをオープンエンド方式で毎月400億ドル購入する大規模資産購入策を決定した。
FOMCの失業率判断に変化QE3は“ただ飯”ではない
第43回
米国が世界回復の鍵となる半年円ジリ安で年末に向け80~82円
田中泰輔(ドイツ証券グローバルマクロリサーチオフィサー)
今後数カ月、世界経済に薄明かりが差すと期待する。夏にかけて市場は冷え込んだ。米経済指標は春先までの堅調さを失い、欧州では南欧重債務国問題がこじれ、中国など新興国景気は減速した。
米国が世界回復の鍵となる半年円ジリ安で年末に向け80~82円
第243回
「尖閣国有化」で事態が急変9月が日本に大打撃の理由
加藤 出
日本政府が9月11日に尖閣諸島国有化を決定する数日前まで上海にいた。上海の街中では反日的ムードは全く感じられなかった。中国の代表的な経済雑誌「財経」(9月3日号)も社説で冷静な議論を示していた。
「尖閣国有化」で事態が急変9月が日本に大打撃の理由
第242回
特例公債法案の先送りで露呈末期的な日本の議会制度
加藤 出
ここ3カ月ほどの間に、英国、米国、メキシコ、ブラジル等を回り、今は中国に来ている。どの国の政治もそれぞれ問題を抱えている。しかし、それらよりも日本の国会の混迷ぶりは深刻である。「衆参ねじれ現象」により国会の機能が著しく低下している。
特例公債法案の先送りで露呈末期的な日本の議会制度
第241回
FRB緩和策を公然と批判腰座ったブラジル女性大統領
加藤 出
米フォーブス誌(9月10日号)は「100人の最もパワフルな女性」を掲載、ブラジルのジルマ・ルセフ大統領をトップに選んだ。
FRB緩和策を公然と批判腰座ったブラジル女性大統領
第240回
高コスト体質のブラジルに残るハイパーインフレの「残像」
加藤 出
ブラジルのリオデジャネイロに行った。季節は真冬だが、寒くはない。ビジネス街から車で15~20分程度のコパカバーナ海岸では水着姿の人が多く歩いている。
高コスト体質のブラジルに残るハイパーインフレの「残像」
第239回
日本企業の進出が加速するメキシコで見た格差社会の実情
加藤 出
8月上旬にメキシコ市を訪れた。メキシコの他の地域では死者が多数発生する麻薬抗争が起きているが、メキシコ人の間ではメキシコ市は安全とみられていて、国内観光客は増加している。
日本企業の進出が加速するメキシコで見た格差社会の実情
第238回
選挙前の日米に見る危うい国庫の資金繰り
加藤 出
米国では昨夏に与野党の対立で政府の債務上限引き上げが難航、歳入不足による政府機関閉鎖の恐れが一時高まり、金融市場は動揺した。今年の秋もそのリスクは存在したが、7月31日に、議会の共和党、民主党幹部が来年3月まで政府支出を継続することで合意した。
選挙前の日米に見る危うい国庫の資金繰り
第42回
秋以降米国の経済指標改善しドルは80円からじわり上昇
田中泰輔(ドイツ証券グローバルマクロリサーチオフィサー)
ドル円が80円付近から底堅い動きを見せるようになるのは秋からだろう。米金融緩和下のドル円は、米中期金利の動向に沿って動く傾向がある。米中期金利は数年先までの景気や金融政策の行方を織り込むシグナル。
秋以降米国の経済指標改善しドルは80円からじわり上昇
第237回
欧州経済を下支えしてきた中国人の贅沢品購入に変調
加藤 出
中国人にとっての「文化的で歴史的な遺産がある国」の第1位は英国だという。そういった印象にロンドンオリンピックが加わったため、中国から英国への観光客は一段と増加している。
欧州経済を下支えしてきた中国人の贅沢品購入に変調
第236回
日米が追加緩和に慎重姿勢BISが警告する四つの弊害
加藤 出
7月12日の金融政策決定会合で、日銀は資金供給オペの札割れ対策は発表したものの、追加緩和策には踏み込まなかった。バーナンキFRB議長は7月17日の米議会証言で、労働市場の停滞やデフレリスクが顕在化した場合の四つの追加緩和策を提示したものの、今はその導入に慎重な態度を示した。
日米が追加緩和に慎重姿勢BISが警告する四つの弊害
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