職場(70) サブカテゴリ
第7回
株主総会が終わり、新経営体制が発表になった当日。新役員たちに向けて事務的な1通のメールを発信した。それは私が秘書課に異動になって間もなくのことだった。そのメールを見たH取締役から、モノスゴイ剣幕で電話がかかってきた。 「今メールもらったけどね、あの宛先名の順序、間違っているよっ」 「宛先の順序、ですか?」 「そうだよ! ちゃんと序列順にしなくちゃあ。今日から新しい順番なんだから。T取締役は私の前じゃなくて後ろだろう!」 「申し訳ございません。大変失礼いたしました。以後気をつけます」しかし、ふと考えてみると、取締役という重責や業務内容の深さと比較すると、H取締役の言動はあまりにもミスマッチで、違和感を覚えたのはなぜだろうか。そんなこと気にしなくたって、エライ立場の人だってわかっているのに…。

第6回
みんなから嫌われているのにまったく気づかない「裸の王様」状態の上司がいる。そういう人に限って、なぜか自信たっぷり。まわりの社交辞令を鵜呑みにし、いつも自分がキーマンだと勘違いしていることが多い。

第1回
大卒新入社員の30%強が、3年以内に会社を辞めるという時代。企業にとっては採用コストが捨てガネになり、当の若手にとっては成長機会をムダにする、どちらにとっても大きな損失となります。転職ビジネスが隆盛をきわめる一方、若手は打たれ弱くなっており、早期離職しやすい状況は内も外も色濃くなっていることは間違いないでしょう。そこで問われるのは、若手とダイレクトにかかわる上司・先輩の人材マネジメント。しかし、適切なタイミングで若手社員のフォローができない「放置プレー上司」は意外と多いもの。そういう上司はある日突然、部下から退職届を突きつけられることも少なくないのです。

第12回
部下を「叱れない」女性管理職が多いという。そこには女性独特の“横並び”体質も影響している。しかし、企業は男性たちが作ったピラミッド型社会。管理職である以上、叱れない意識の壁は乗り越えなければならない。

第5回
「社長と知り合いである」ことを言いふらし、横柄な態度をとる人が結構いる。しかしその“知り合い”が意外とクセもの。肝心の社長に尋ねてみると、「誰それ?」という答えが返ってくることも多い。たとえばC社のTさん。彼は、我がボスの知人の紹介により、我が社との新しい取り組みがはじまったばかり。だから正確には、ボスはTさんとは直接の知り合いではないのだが、どうやらTさんはボスと知り合いであると言いふらし、我が社の社員たちに対して高圧的な態度をとっているという。

第93回
分権制の真意はリーダーの育成にある
組織にとって、製品を効率よく低コストで生産することよりも、リーダーを育てることのほうが重要であるとドラッカーは言う。効率やコストは人間と人間組織がありさえすれば、いかようにもできる。

第4回
私が秘書課に異動して間もなく、何か情報を聞き出そうとする人やボスの耳に情報を入れようとする人から幾度となくアプローチを受けるようになった。秘書という立場の私を利用しようと急接近してきたのである。

第39回
“内閣改造型”役員交代制度をサイバーエージェントが導入
サイバーエージェントが10月初旬から「CA8」という役員の交代制度を開始する。成長途上にある新興企業の場合、役員が20~30代で構成されていることも珍しくない。サイバーエージェントの役員も8人全員が32~36歳だ。CA8のルールは、至って明快だ。「役員数の上限を8人とする」「2年に1度、2人が入れ替わる」の2つだけだ。今回のCA8の導入に当たり、最も苦労、配慮した点が、交代する役員が「“降格された”と思わないようにすること」(藤田社長)。

第3回
私が秘書をしてきて感じるのは、機密情報でさえも口外してしまう「口の軽い人」が非常に多いということだ。そういう行為は、長年培った信用と立場を一瞬にして失ってしまうという「命とり」にもなりかねない。

第9回
最近は何かと忘れっぽい男性上司が増えており、中には部下の顔と名前が一致しない上司までいるとか。こうしたモノ忘れにはストレスが関係しているとも言われ、特に男性の脳は慢性的なストレスに弱いという。

第2回
企業にとって大切なのは「お客様第一」であること。「お客様よりも自分を優先してほしい」なんて望んでいる社長はいないはずである。にも関わらず、自社のトップの顔色ばかり気にしてしまう人を私はよく見かける。

第1回
気楽なOLだった私が、突然の人事発令で社長秘書に。秘書課に配属されたその日から、まわりの様子がガラリと変わった。なぜだ? 私自身はまったく何も変わっていないのに。間違いなく周囲の態度は一変したのだ。

第7回
職場のユニセックス化が進んだことで、実は「病気」もユニセックス化している。例えば「痛風」。これまで患者の99%は男性とされてきたが、最近では女性が発症するというケースも増えているという。

第30回
「目から鱗」のような発想法と、それをチーム上で引き出すツールなどのノウハウを紹介した『全体最適の問題解決入門』の発刊に寄せて、金井壽宏・神戸大学大学院教授が本書を解説する。

第29回
立体的大戦略の原理とその実践的応用の仕方を説明し、新しい時代の経営戦略論を説く『戦略学-立体的戦略の原理』。著者の菊澤研宗・慶應義塾大学教授が自著を語る。

第4回
能力を鍛える仕事は、自分にとってツラい仕事であることが多い。しかしそこで流されることなく、「自分との戦いに勝てる人であってほしい」と牧野CEOは語る。

第5回
男性と互角に企業戦士を続けるうち、ストレスが募り、体の不調を抱える女性もいる。その典型的な症状が、働く女性に多い「大人のニキビ」だ。しかし男社会のプレッシャーに苦しんでいるのは、女性ばかりではない。

第3回
女性はズルイ。女性が羨ましい――。若い男性の口からそんなつぶやきが漏れ聞こえるようになった。一部の20~30代男性にとって、「今の世の中、男性として生きるのは不利」という思いが根強いようだ。

最終回
叱って嫌われることを、恐れない。
怒ることは、勇気が要ります。でも、1回怒って嫌われる関係ができたほうが、仲よくなれます。1回この体験をすると、お互いの関係が一皮むけるのです。

第2回
男性と女性、サボり上手なのははたしてどちらか? もちろん男性も女性もそれぞれ工夫して息抜きを楽しんでいる。とはいえ、あからさまなサボりは、とくに男性に多くみられるようだ。
