
江口征男
第10回
お茶の本場・中国でも、日本の「烏龍茶」は大ヒットしている。その成功談は、中国で一旗上げたいと願う日系企業にとって「教訓の宝庫」だ。烏龍茶の現地化に成功したサントリー上海の董事長が、舞台裏を明かす。

第9回
成長市場の中国では、小売業者の発言力が想像もつかないほど強く、取引先のメーカーは膨大な手数料や協賛金、さらにはキックバックまで負担させられている。だがそんな「小売天下」にも、翳りが見え始めている。

第8回
安い人件費に惹かれて中国へ進出した日系企業の多くが、悲鳴を上げている。2008年に施行された「労働契約法」の影響で、従業員の発言力が増しているためだ。信じられない「金欲社員」が横行するケースさえある。

第7回
「国内消費が弱い」と言われる中国。だが、実はさにあらず。実際は、若者を中心にクレジットカードによる買い物が大ブームだ。上海クレディセゾン総経理が、先進国を凌駕しかねないカード市場の急拡大ぶりを語る。

第6回
日系企業が「アウェイ」である中国市場でのビジネスにおいて苦労するのは、モノを売ることだけではない。実は最も苦労するのが「代金回収」だ。現地の営業マンにきちんと代金回収をやらせるのは、想像以上に難しい。

第5回
中国でも快進撃を始めたファーストリテイリングの強さの秘密は何か? それは、社員に飽くなき成長を促す「柳井イズム」の徹底に他ならない。前回に続き、ユニクロ中国の高坂武史・副総経理が、勝利の心得を語る。

第4回
不況で消費が伸び悩むなか、高いクオリティの商品を安く提供し続け、驚異の「一人勝ち」を続けるファーストリテイリング。そんな同社が目指す「勝てる中国戦略」を、ユニクロ中国の高坂武史・副総経理が明かす。

第3回
自動車の増加に伴い、中国ではタイヤ市場も急成長を続けている。だが、日系タイヤメーカーは「濡れ手に粟」というわけにいかない。代金回収リスクを軽減する代理店が重宝される、特殊なビジネス事情があるからだ。

第2回
中国で一旗挙げようと狙う日本企業は多いが、中国はそう甘い市場ではない。なかでも、熾烈な過当競争に陥っているのがアパレル業界だ。上海を代表する高級百貨店・久光百貨店の永井竜司部長に、成功の秘訣を聞いた。

第1回
世界経済の牽引役として注目を浴びる中国に進出する企業は、大不況後も後を絶たない。だが、「ビジネスの壁」は想像以上に厚い。日本企業が中国で勝てる秘策は何か? 現地投資関係者のリアルな声を聞いてみよう。
