田中猪夫
第9回
この連載は今回で最終回となるが、最後にITでもデジタルマーケティングでもない「人の出会い」についてまとめてみたい。

第8回
今回の失敗研究は、特にマネジャーの性格や方針により考え方が異なるため、異論があるかもしれないが、「例外管理」がデジタルマーケティングの運用には不可欠だという観点から、組織的な失敗を考察する。

第7回
デジタルマーケティングの領域でプロジェクトマネジメントという概念、あるいは具体的な手法が取り入れられたのは最近のことである。今回は、失敗プロジェクトに陥らないための管理技術の重要性を解説する。

第6回
今回は、デジタルマーケティングの個別機能の実装プロジェクトに取り組む際の前段階と、失敗研究のプロセスを省略することによる失敗を考察する。なぜ、プロジェクトの前段階で十分な吟味がなされないのか、また、なぜ先人の失敗から学ぶことができないのか。

第5回
従来のWebマスターが取り組んできた企業ブランディングの整合性のための仕事と、商品データ分析基盤とを横断的に束ねることは難しい。そんななか、解決策として企業内に「CMOオフィス的な組織」を作る動きが出てきた。

第4回
前回は、デジタルマーケティングマネジャーが、全体最適を実現する手段としてITを捉えることの重要性を説明した。今回は、もう1つの重要なポイントである、ITは単なるツールであり、ビジネスからITを考えることが必要であることを解説する。

第3回
情報の抱え込みがマーケティングを困難にする。多くのマーケティング部門で収集されているアクセスログなどの「未来からのデータ」は、全社のユーザー部門に公開されず、情報は民主化されていないのが実情のようだ。なぜそうなのか、企業ITの歴史を振り返ってみると見えてくる。

第2回
デジタルマーケティング先進国のアメリカでも、現場のマーケッターたちが「将来が見えない」という調査結果が出ている。その理由は、次々と登場するバズワードに踊らされる現状がある。業界ぐるみでバズワードを追いかけることはやめて、自分の会社のビジネスにはなにが必要なのかを見極めることが重要である。

第1回
なぜ企業のデジタルマーケティングはうまくいかないのか。突き詰めていくと、組織として機能できない、経営事になっていない、そして、ITの使い方が正しくない。この3点に集約される。本連載では企業のマーケティング失敗例を研究することで、正しい活用法を明らかにしていく。
