2024.3.28 「将来の夢がない」中高生の悩みにロッチと子羊がスバリ回答…その視点はなかったわ! 友達やクラスメイトと自分を比較して、足りない面ばかりが見えてしまう。そんな思春期の悩みを解消するためには、哲学者たちの思索がヒントになるかもしれない。本稿は小川仁志、『ロッチと子羊』NHK制作班 『『ロッチと子羊』で学ぶ中高生のための…
2024.3.26 「先輩に意地悪されないか不安…どうしたらいい?」→ロッチと子羊の答えにモヤモヤが晴れた 子どもから大人への階段をあがっていく思春期ともなれば、周囲との関係性に深く悩んでしまうもの。そんな悩みの解決にぴったりな哲学者の思想を紹介しよう。本稿は小川仁志、『ロッチと子羊』NHK制作班 『『ロッチと子羊』で学ぶ中高生のための哲学…
2024.3.25 「もしかして怒ってる?」SNSの不安あるあるに「ロッチと子羊」がズバッと回答 中学高校生ともなると、悩みのタネは尽きないもの。大人が読んでもタメになるさまざまな解決のヒントを、古今東西の哲学者の考えを引きながら伝授しよう。本稿は小川仁志、『ロッチと子羊』NHK制作班 『『ロッチと子羊』で学ぶ中高生のための哲学入…
2023.12.12 「人は必ず死ぬ、でも…」手塚治虫の漫画を読めば、その答えが見えてくる 哲学は抽象的で役に立たないと思ったら大間違い。日常生活に深く根ざした問題について、従来の考え方を疑い、視点を変え、再構成し、言語化することが哲学のアプローチだ。古今東西の哲学者たちの思索を、たどってみよう。本稿は、小川仁志『世界が…
2014.12.4 スミスが説く「心の弱さの本質」を知ればそれをポジティブなエネルギーに変えられる スミスが人間の弱さの本質として挙げる「虚栄」とはどのようなものなのか。スミスは併せて、人間がその弱さに歯止めをかける賢明さも持ち合わせていること、虚栄そのもののエネルギーの大きさをポジティブに活かす方法についても述べています。
2014.12.3 相手に完璧な同感を求めなければ人間関係も社会全体もうまくいく 人が互いに同感を求め合うメカニズムについて、前回まで述べられてきました。では、その求め合う同感の程度とはいったい、どのようなものでしょうか。わかり合える度合いについて齟齬がなければ、人間関係はスムーズに進みそうです。それに関するス…
2014.12.2 なぜ人は互いに同感を求めて発言したり行動したりするのか? スミスは、人間は、複数の人の間の同意を前提とする間主観的な存在、あるいは社会的な存在である、と定義づけていた、と言います。しかし、私たちはどこまで他者に同感することができるのでしょうか。自分と他者との境界線について探り、なぜ人は同…
2014.12.1 人間にとって大事なものは何か?アダム・スミスの「同感」概念がもつ新規性 アダム・スミスが『道徳感情論』のなかで強調するテーマのひとつに「同感(sympathy)」があります。人間が他人の経験や感情に思いを寄せるのは当たり前のことのようにも思えますが、スミスの目の付け所のどこに新規性があったのでしょうか。
2014.11.28 虚栄心を飼い慣らして、資本主義社会を生き抜こう!アダム・スミス『道徳感情論』に学ぶよりよい生き方 アダム・スミスのもうひとつの主著『道徳感情論』では、経済・社会の構成員である人間というものの本質について、深く掘り下げて分析されています。“行動する経済学者”小川仁志先生に、この『道徳感情論』から、21世紀の資本主義社会を生き抜く知…