中村宏之 読売新聞メディア局編集部次長 1967年生まれ。1991年慶應義塾大学経済学部卒業後、読売新聞社入社。長く国内外の経済報道にあたり、ロンドン特派員、ハーバード大学国際問題研究所研究員、経済部デスク、調査研究本部主任研究員などを経て2017年4月より現職。主な著書・共著に『御社の寿命──あなたの将来は「目利き力」で決まる!』『世界を切り拓くビジネス・ローヤー』(いずれも中央公論新社)、『ドキュメント 金融庁vs. 地銀 生き残る銀行はどこか』(光文社新書)。 金融行政の改革者、森・金融庁長官「試練の3年目」の課題 中村宏之 金融庁の森信親長官の任期が異例の3年目に入った。斬新な改革を掲げて金融行政に変革をもたらし、特に地域金融機関に経営力強化を訴え続けてきた森長官にとって、政策の集大成となる「仕上げの年」になるのは間違いない。銀行は真に顧客本位のサービスを提供できる存在になれるのか。 2017年8月17日 5:00