2018.3.13 森友問題・佐川氏辞任で財務省は官邸と経産省に「反撃」を始める 3月9日、森友問題発覚時に財務省理財局長を務めていた佐川宣寿国税庁長官が辞任した。これで「財務省は森友問題で窮地に立たされた」といった見方があるようだ。しかし、本当にそうなのであろうか。
2018.3.13 森友問題で話題の「決裁文書」とは何か、なぜ書き換えが問題なのか 3月12日、森友学園の国有地売却に関する決裁文書の書き換え疑惑について、財務省は書き換えを認める報告を行った。そもそも官庁の「決裁文書」とはどんなものなのだろうか。元官僚の筆者が解説する。
2018.3.7 岡山でバス31路線廃止届け出の衝撃、日本の公共交通はここがおかしい 岡山の両備グループが、赤字となっているバス路線31路線の廃止届を、国土交通省に提出した。いきなり31の路線の廃止を届け出たのであるから、交通関係者への衝撃は大きかった。その意図は何なのであろうか。
2018.2.21 立憲民主党は早くも「曲がり角」に差し掛かっている 枝野幸男氏が結党した立憲民主党。衆院選で大躍進し、その後も民進党や希望の党に対して比較的高い政党支持率を保っているが、その後の状況を見ていると、既に曲がり角に差し掛かっているように思われてならない。
2018.1.31 希望の党が早晩分裂し、野党勢力の大変革に発展する理由 希望の党の分裂騒動は、民進党との統一会派結成が見送りとなったことで、分党グループが一旦は矛を収めたが、政策的態度をめぐる党内対立は消えることはなかった。今後、どうなるのか。
2018.1.18 商工中金の完全民営化が結局「旗印だけ」に終わる理由 危機対応融資を巡る不祥事に端を発した商工中金改革、昨年11月から始まった「商工中金の在り方検討会」における議論が1月11日の第7回会合で一応の区切りがつけられ、検討会の提言として取りまとめられた。
2018.1.18 民進と希望の統一会派破談で、野党は「雨降って地固まる」 民進党が呼びかけてきた希望の党との統一会派の結成は、民進党としては見送り、希望の党としては前提条件が崩れたので御破算となったが、この統一会派結成、両党の思惑は必ずしも一致したものではなかったようだ。
2018.1.10 立憲民主党はもう既に「正念場」を迎えている 立憲民主党を巡る動きが活発化してきている。「死に体」であり“泥舟”の民進党からの離党者の新規入党が相次ぎ、ついには蓮舫元代表まで入って来る始末。これではまるで民主党に逆戻りするだけのようにも見える。
2017.12.19 「解党騒動」に揺れた民進党はどっちみち再生不可能だ 民進党はここへ来て「解党的出直し」という言葉が使われたことを契機に、まるで本当に解党するかのような大騒ぎになった。そこで曝け出されたのは、 “夢の中”に逃げ込んで行こうとしている党の姿ではなかろうか。
2017.12.7 商工中金「解体的見直し」、不可能どころか体制温存の懸念も 不祥事を起こした商工中金について「商工中金の在り方検討会」を設置して、年内をめどに検討が行われている。世耕経産大臣は「解体的見直し」を行うと言及したが、実態はかけ離れたものになりそうだ。
2017.11.16 希望の党が「小池の党」「第二民進党」から脱皮するための条件 希望の党は共同代表選挙により、新代表には玉木雄一郎衆院議員が選出された。一方、突然の小池氏代表辞任の発表には驚嘆の声や怒りの声も上がった。希望の党は「小池の党」から「玉木の党」に脱皮できるのだろうか。
2017.11.9 野党再編は必至、希望と民主の「経験から学ばない」議員はどこへ 11月から開会した第195回国会は、選挙前とは野党の構成が大きく変わった。衆参で野党の構成のあり方が違うという前代未聞の状態となっており、野党の状態がこのままというのはありえない。野党の再編は必至だろう。
2017.10.24 自民党に勝利を与えた希望の党、敗因は「存在の軽さ」 第48回衆議院議員選挙、与党の勝利に終わったとされているが、総括すれば「自民党は勝利した」と言うより、「希望の党に勝ちを与えてもらった」と言った方がいいだろう。
2017.10.20 真の「保守」「リベラル」の観点から見直す衆院選の争点 今回の衆院選は、「争点」が見えにくい。さらに「保守」「リベラル」「しがらみ」といった言葉が乱用されて本質が見えにくい。本来の「保守」「リベラル」とは何か。その上で、政策面での課題について考えてみた。
2017.10.6 希望の党も「切り貼り新党」、二大政党制にこだわる必要はない わが国では二大政党制が理想とされ、選挙が近づく度に複数の政党が合流して新党を作る動きが見られる。しかし、その実態は「切り貼り政党」であり、いずれも短命に終わっている。二大政党にこだわる必要はあるのか。
2017.10.5 希望と民進が自爆、結局「自民有利」という構図の情けなさ 今回の衆院選は混乱続きだ。特に野党側は、民進党の分裂に加え、小池都知事が代表で話題となった希望の党でさえも迷走し始めたイメージだ。このままでは結局、自民有利の選挙が展開しそうである。
2017.10.3 衆院解散は派閥抗争!?自民勝利でも「安倍降ろし」の可能性 9月25日、安倍総理大臣は衆議院を解散した。巷では大義なき解散だ、解散権の濫用だ、しかも「森友・加計問題」での追求を恐れて逃げを打ったのだといった批判の声が鳴り止まない。果たして、本当の解散の理由は何か。
2017.9.25 民進党で旧民主と旧維新の間に吹く「すきま風」 新体制の役員人事が決定してスタートした前原・民進党。「旧民主系にあらずんば所属議員にあらず」といわんばかりの風潮が蔓延し、旧維新系議員などへの風当たりには厳しいものがあるという。