
小林一雅
熱さまシート、さぼったリング…小林製薬の「ニッチすぎる」ヒット商品、会長が誕生秘話あかす
小林製薬はなぜ、長年愛されるヒット商品を創出し続けることができるのか。衛生日用品のニッチなマーケットで勝ち続けてきた小林製薬を長年リードしてきた小林一雅会長が、経営の秘訣を語り明かす。本稿は、小林一雅『小林製薬 アイデアをヒットさせる経営』(PHP研究所)の一部を抜粋・編集したものです。

第4回
小林製薬は得意の商品開発やマーケティング力を生かし、当期純利益が21期連続増益など、安定して持続的に成長を遂げている。最終回の4回目は、小林会長に持続的成長を可能にするための経営者としてのこだわりや人材教育などについて聞いた。

第3回
小林製薬はユニークな商品を次々と生み出すだけでなく、他社から買収した商品にテコ入れし、再び「売れ筋商品」として売り出すノウハウにも長けた会社として知られている。今回は商品開発やマーケティングについて、小林一雅会長に語ってもらおう。

第2回
「アンメルツ」「ブルーレット」「サワデー」といえば、誰もが知っており、今なお、小林製薬を代表するロングセラー商品である。これらのヒットで小林製薬は卸売業からメーカーへと転換し、会社が成長するきっかけとなった。これら商品がどのように生み出されたのか。「生みの親」でもある小林一雅会長に当時の様子や苦労などを語ってもらおう。

第1回
小林製薬といえば、ユニークな新商品を次々と生み出し、インパクトのある宣伝を行うなどマーケティングに長けた会社として知られている。今でこそ、日用品・大衆薬の有名メーカーだが、もともとは医薬品の卸売業であり、将来の生き残りを懸けてメーカーに事業転換したという経緯がある。小林一雅会長は、その「メーカー化」を軌道に乗せて、成功させた。
