篭島裕亮
#3
2023年3月期の上期決算の分析で注目したいのが、通期の会社予想に対する業績の進捗率である。なぜならば、今後急失速しない限り、高確率で業績の上方修正が期待できるからだ。「来期も増益予想」など複数のスクリーニング条件を追加した「業績の上方修正」が期待できる企業を開陳する。

#2
個人投資家やビジネスパーソンの注目度が高い企業の最新決算を2回に分けて解説。前編では第一三共や信越化学工業、ソニーグループなど上方修正を発表した企業も登場。各業界のトップ企業の決算を知ることは、投資はもちろん、ビジネスにも役に立つ。銘柄コメントでは、市場が各企業の今後をどうみているかについても触れた。

#1
不動産価格や教育費の高騰など、現役世代を取り巻く環境は厳しく、業績変動の激しい企業に投資をする勇気はない――。そんな個人投資家に注目してほしいのが、景気変動に強く、業績が右肩上がりの高配当株だ。九つの条件をクリアした、中長期で「増配」と「株価上昇」の両取りが狙える精鋭候補をピックアップした。

予告
強い株ランキング2022秋!最新決算を反映、円安・金融緩和で日本株は割安で有利?
底堅さを発揮しつつも、狭いボックス圏で推移する日本株。円安、リオープニングなどプラス材料がある一方で、世界的に景気の不透明感が高まっているからだ。そこで最新決算を分析して、来期以降も注目の四つのランキングを作成。米欧と比較すると、日本株は割安感が強く、金融緩和の継続など相対的に有利であると指摘する専門家も多い。データに裏打ちされた「強い株」候補から、気になる銘柄を発掘してほしい。

#15
総合商社と平均年収、就職難易度で鎬を削るのが財閥系不動産だ。賃金体系は基本的に年功序列で働き方も「ホワイト」ながら、総合職では40代で年収2000万円台が視野に入るという。ヒューリックも少数精鋭で圧倒的な1人当たり売上高を実現して年収ランキングでは、財閥系2社を上回る3位にランクインする。一方で大手不動産の株式市場からの評価は必ずしも高くない。各社のビジネスモデルと株式市場の懸念を解説する。

#11
冷静に分析した結果であれば別だが、相場が不安定なときに恐怖心からパニックになり、「ろうばい売り」をするのは避けた方がいい。なぜならば「底」で売って、「高値」で買い戻す可能性があるからだ。とはいえ、株価が割高な株は下値めどの判断が難しい。そこで検討してほしいのが、業績が堅調ながら株価が割安圏にある銘柄だ。さらに今回は5年前比で平均年収が増加しているという条件も加えた。つまり、割安な上に、しっかりと人材への投資もしている会社80社ということになる。

#9
電気機器セクターにおいて、平均年収でソニーグループや日立製作所を上回るのが半導体製造装置のレーザーテックと東京エレクトロンだ。2社とも5年で平均年収を300万円以上も増加させており、上場企業3200社(持ち株会社を除く)の平均年収ランキングでもレーザーテックは11位、東京エレクトロンは14位に登場する。伝統的にメーカーの給料が低い日本で圧倒的な高年収を実現できたのはなぜか。2社のビジネスモデルや報酬の仕組みの神髄を実額とともに具体的に解剖した。

#6
相場が不安定なときに注目されやすい「高利回り株」だが、高い配当利回りだけに注目するのは避けよう。利益が横ばいなのに増配を続けて、株主にだけ還元している会社も長期では危険である。人材への投資は中長期の成長に不可欠だからだ。そこで今回注目したのが、配当を年々増やしながら、同時に社員の年収も増やしている企業。配当増と株価上昇の一挙両得を狙える企業リストを発表する。

#3
創業30年以内のメガベンチャーの平均年収ランキングを大公開。日本にもようやくベンチャー企業が育ちつつあるが、成長を継続できるかどうかは「人材獲得」が重要なポイントになる。業績に加えて社員の待遇もいい企業はどこか?今後も成長が期待でき、転職先としても投資先としても有望なベンチャー企業を探した。

#7
中学受験の過熱は「親の知識不足」に付け込まれている面も大きい――。「大事なのは子どもの目がキラキラしているか。『御三家やブランド校合格』という目標ありきで中学受験に臨むのは、悲劇になることも多い」と指摘する教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏に話を聞いた。

#6
小学校の英語必修化から2年。低学年から英語を習わせる家庭が急激に増えている。英語を選択できる中学入試の数も右肩上がりで、英語学童に通わせる家庭も一般的になっている。グローバル人材になってほしいという親の願いは切実だが、取り組み方を間違えると苦手意識を植え付けるケースも。実際に低学年から英語を学ばせている家庭や、人気の4技能英語塾の代表に取り組み方のコツを聞いた。

#5
低学年からの中学受験塾への通塾については、SNSでも肯定派、否定派のさまざまな意見が展開されている。それだけ中学受験家庭にとって関心が高いわけだが、実際のところ中学受験塾側はどう考えているのか。低学年講座の内容から、伸びる生徒の特徴、気になる「入塾時期による難関校合格率の違い」までを中学受験塾に聞いた。塾により低学年のプログラムが違うので、ぜひ参考にしてほしい。

#4
説明会は瞬時に満席となり、入塾待ち状態が続くJ PREP Kids。楽しいだけの英会話教室ではなく、フォニックスを重視しながらも4技能を伸ばすプログラムが、都市部の教育意識の高い家庭から大きな支持を得ている。元米イェール大学助教授でもある代表の斉藤淳氏に早期から英語を習うメリットや英語塾の選び方、家庭学習法について聞いた。

#3
中学受験の4教科で最も点数差がつくのが「算数」だ。逆に言えば、算数が得意であればライバルに大きく差をつけることが可能で、社会や理科など暗記科目の時間も確保しやすい。また、「先取りするのであれば算数」と言う専門家も多く、算数オリンピックに挑戦する家庭も増えている。中学受験における算数の重要性を紹介しつつ、計算力を高める公文式やパズル系算数塾など、それぞれの特徴を紹介する。

#2
難関校への圧倒的な合格実績で話題の「フォトン算数クラブ」。中学受験塾の上位生も通う算数特化塾だが、基本方針は「攻撃は最大の防御なり」。低学年から飛び級を活用してライバルに差をつけるのが特徴だ。今回がメディア初登場、フォトン算数クラブの武井信達塾長に、合格実績や強さの秘密、飛び級の是非までを直撃した。

#1
小学校低学年から追い込んで「勉強嫌い」にさせたくない一方で、準備なしに本格的な中学受験の勉強に突入するのは不安が大き過ぎる――。中学受験の準備はいつから始めればいいのか。「ゆるやかに無理をさせる」中学受験を提唱する小川大介氏に、低学年のうちに準備しておくべきことを聞いた。

#23
相場が不安定なときにも耐えられるように、ポートフォリオには下値リスクが小さい増配株や割安株も組み入れておきたい。アナリストの業績予想に複数のスクリーニング条件も追加して、5年後の「割安株」と「高配当株」を選抜した。

#22
コロナ禍の株価バブルは完全に崩壊した一方で、売上高成長率が20%を超える銘柄も目立つSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)関連企業。今後5年間はM&Aを含めて経営戦略が重要な局面になるが、中長期では引き続き有望なセクターであることは変わらない。マネーフォワード、ラクス、フリーのみならず上場約30社の中から、今すぐ注目の隠れたSaaS周辺の超優良企業や、10年単位の超有望企業などを大胆に予測した。

#20
株価を動かすのは過去よりも未来。特に中長期保有で大きな利益を狙うのであれば、変化率が重要になる。アナリストの業績予想に複数のスクリーニング条件も追加して、「今後5年間で利益が大きく伸びる大化け候補」を選抜した。

#17
医薬品セクターは不景気に強く、業界全体が高い給料で知られていたが、株価は「パイプライン(新薬候補)」次第で上下に大きく動く時代に突入。今後5年間で序列が変化する可能性がある。パイプラインが豊富な第一三共、スイス・ロシュとの提携で業績を伸ばした中外製薬、さらには巻き返しを狙う元王者の武田薬品工業など主要プレーヤーの今後5年を予測した。
