接待が続くとつい朝食を抜きがちですが、朝食を摂ることで体温が上がると、体がしっかり目覚めるだけでなく、脳も活性化して仕事モードになりやすくなります。逆に、体温が下がったときには眠くなりやすくもなります。また、朝食を抜けば、仕事のパフォーマンスを上げる恩恵を受けられないばかりでなく、1日に必要な栄養素を満たすことも困難にするのです。一例ではありますが、さきほどの方の食事記録を見ても、残り2食で十分な栄養がとれているようには見えないですよね。少なくとも、厚生労働省が摂取目標としている成人1日あたりの野菜摂取量の350gという目標には達しそうにありません。

 では、このようなケースの場合、総務・人事の方ができるアプローチにはどのようなものがあるでしょうか。

営業職の健康管理は
重要なアポを午前中に入れているかで見抜く

 他の職種の方と同じように、「どんな食事を摂っていますか」なんてことをいきなり聞く機会はありません。ですが、以下のような傾向にある方には、まずは様子を見てみるとよいでしょう。

 ・午前中は大事なアポが少ない

 翌日の午前中にアポを入れない=接待時に多く飲んでも大丈夫、とタガが外れる場合もあります。

 ・日報や領収書などぎりぎりまで提出しない

 接待やミーティングは乗り切れても、事務処理系が追いつかないときは、疲労がたまっているせいかもしれません

 車移動が多い方の場合には、おにぎり、サンドイッチ、コンビニのから揚げなど、片手で食べやすいものを選びがちだったり、カフェで仕事をすることが多い場合には、食事らしいものよりも安価な菓子パンを手に取る方もいらっしゃいます。

 様子を見ていて気になることがあれば「どのような休憩の取り方をしているか」、つまり相手の体を気遣う観点からアプローチして、そこから話を広げられるようであれば、食べているものについて聞くのもよいでしょう。なにもアドバイスをしなくても、聞かれることで、自身の食生活を見直すきっかけなることもあります。

 また、営業職向けの方に「見た目」をキーワードにした研修などもあります。その中で、体型維持に触れることもあると思います。必ずしもスマートな見た目が大事というわけではなく、太りにくい食生活は疲れにくい体を作ることにもつながりますので、ひとつのフックとして上手に活用するのもおすすめです。