これ、うちの塾の課題図書にしようと思います。

原田 自分的には40~50歳代ぐらいの、「働き方については自分なりに頑張り、追求した。次は残りの人生の生き方を追求してみたい」みたいな方に読んでほしいなと思っています

原田 いえいえ!この本を書く前に大学生にいろいろインタビューしたんですが、彼らは教養として哲学を知るのはアリだけれど、まずは堀江さんや見城さん、サイバーエージェントの藤田さんみたいな、ビジネスにおいての成功者の本に興味がある人が多いイメージをうけました。なので、自分的には40~50歳代ぐらいの、「働き方については自分なりに頑張り、追求した。次は残りの人生の生き方を追求してみたい」みたいな方に読んでほしいなと思っています。実際に50代の読者の方から「人生の捉え方が変わった」という意見をいただいたり、40代の女性の方からは「とても感動したので、中学生の娘にも渡しました」という意見をいただいたりしていて、嬉しい限りです。この本が一度きりの人生の、なんらかの手助けになっていたら嬉しいです。

坪田 普段、高校生や大学生ぐらいの子たちと接していて、彼らが「ビジネス書を読んで成功したい」と考える気持ちはすごくよくわかるんですけれど、結局成功するためには、ちょっとうまくいかない時にもう一歩踏み出してみようと思える気持ちや、もう少し続けてみようと思える意欲が重要じゃないですか。だから、哲学を理解して自分の生き方を考えておくというようなことをやっておかないと、どれだけ実用書を読んでも成功しにくいのかなって思うんです。

原田 まず「自分を知ること」が重要ですものね。自分にとっての幸せはなんなのか、自分と誠実に向き合うことが重要だと思います。

坪田 だから、僕としては中高生や大学生にこそ、原田さんの本を読んでほしい。これ、うちの塾の課題図書にしようと思います。

原田 嬉しい!でもギャグの内容は大丈夫ですかね…?

坪田 だから「ギャグ」っていうのは止めたほうがいいですって(笑)。

原田 嬉しい!でもギャグの内容は大丈夫ですかね…?
坪田 だから「ギャグ」っていうのは止めたほうがいいですって(笑)