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医師が教える!男性のための「心と体のアンチエイジング」

認知症予防は40代から!「脳の老化」薬の要らない防止法

阿保義久 [北青山Dクリニック院長]
【第6回】

 医薬品を使うよりも生活習慣を改善することの方が、アルツハイマー病の対策により効果があると考える人は少ないでしょう。しかし、「生活習慣の改善以上に脳の健康に役立つ方法はない」と唱える学者は少なくありません。薬と違って、生活習慣改善は高価な費用を要しませんし副作用もありません。さらに、脳以外の身体の他の部位の健康にも役立ちます。生活習慣を改善させない手はない、と彼らは声高に語っています。

6つの生活習慣で
脳の老化は防止できる

 最近では、脳の老化を防ぐための生活改善として、次に挙げる6つのポイントが注目されています。

(1)心臓を強化する

 心臓病の発生リスクを下げることほど脳機能の保持に役立つものはありません。すなわち、至適血圧(臓器が障害を起こさないための理想の血圧)を維持し、血中コレステロールや中性脂肪を適正に保ち、肥満を解消して、糖尿病にならないことが大切です。

(2)有酸素運動に励む

 運動は認知機能が低下するリスクを減らすだけでなく、認知機能の低下をも改善します。加齢により著しく萎縮する記憶中枢(海馬)が、有酸素運動によって歳をとっても成長して肥大することが報告されています。

(3)新しいことを学ぶ

 手紙を書いたり読書をしたりなど人生を通じて知的作業を継続すると、老年期の認知力の改善につながることが脳の解剖学的検査でわかってきました。

(4)社交的な生活をする

 社交に富む生活は認知機能の改善に大きく寄与します。孤独は認知機能を低下させます。

(5)うつ病を管理する

 中年期はうつ病を最も多く発症する時期です。うつは認知機能低下のリスクを2倍に増やします。しかし、うつが認知機能低下の原因、結果のどちらなのかはよくわかっていません。

(6)良質の睡眠を確保する

 複数の研究により、睡眠不足が認知機能低下やアルツハイマー病の発症に関係していることがわかっています。良質の睡眠を確保するとこれらの発症リスクが減少します。

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阿保義久 Yoshihisa Abo [北青山Dクリニック院長]

東京大学医学部卒業。腫瘍外科・血管外科医。2000年に北青山Dクリニックを設立。下肢静脈瘤の日帰り根治手術・椎間板ヘルニアのレーザー治療・痛みのない内視鏡検査・進行がんに対する革新的治療―がん遺伝子治療まで、質の高い医療サービスの提供に励んでいる。著書に『アンチ・エイジング革命(講談社)』、『下肢静脈瘤が消えていく食事(マキノ出版)』、『尊厳あるがん治療(医学舎)』などがある。


医師が教える!男性のための「心と体のアンチエイジング」

「アンチエイジング」とは美容医療だけを指すのではなく、心臓血管、脳、消化管、骨・関節など、全身に関わり、身体年齢の老いを遅らせることが目的です。40代から意識すると効果的で、その対象は40~65歳位の方になります。本連載では、アンチエイジングの概念や体の部位ごとの変化を紹介し、ケア方法を提案していきます。

「医師が教える!男性のための「心と体のアンチエイジング」」

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