「出産後に妻の性格が悪くなった」と感じたらどうすべきか?最近、妻の性格が悪くなった――。そう感じるようになったら要注意。あなたはすぐに自分の「働き方」を見直す必要がある

夫が気づかないうちに
なぜ妻の性格は変わるのか?

「子どもが産まれたことは本当に嬉しいけど、妻の性格が悪くなった……」と愚痴を言う夫が増えています。

 出産前はやさしい妻で、映画を見たり、食事に行ったり、楽しい夫婦生活だったのに、子どもが生まれてからというもの、性格がどんどん悪くなり……。多くの夫が、こうした体験をしています。

「子どもを産んでから妻の性格が変わった」「子どもを産んでから妻が恐くなった」

 なぜ、こんな言葉が周囲に溢れているのでしょうか。私はこの現象の背後に、日本のビジネスパーソンが知らず知らずのうちに直面している「働き方」のリスクを感じています。

 私が経営する株式会社ランクアップは、「効果を実感できる化粧品をつくりたい!」という想いから、自分自身が納得できるまで情熱を注ぎこんで開発した「マナラ化粧品」を製造販売するベンチャー企業。お陰様で、今や累計顧客数148万人、年商約88億円を達成するまでになりました。ビジネスをここまで拡大するために、社員一丸となり、今までずっと頑張ってきたのです。

 そんな私は、以前は「ブラック企業」の取締役でした。前職は、広告代理店の営業本部長。小さなベンチャー企業でしたから、仕事が大好きな私は毎日寝る間を惜しんで働いていました。その甲斐あって7年で年商20億まで売上をつくることができたのです。

 無我夢中で夜中まで働き売上を上げ続けてきましたが、ある日、選択をせまられることになるのです。それは、出産のリミット。当時の私は35歳。仕事が楽しくてたまりません。でも、いつか出産したいと思っていたのです。しかし、この会社では長時間労働できない社員は戦力外です。ということは、いつか出産したら退職するしかないのです。

 今までこんなにバリバリ働いて売上をつくってきたけれど、こんなに頑張ってきた私でも、夜中まで働けないと子どもを産んだらお払い箱。戦力外なのです。

 そこで私は、女性が一生働けるように長時間労働をなくそうと社長を説得したところ、帰ってきた言葉は、「売上が落ちたらどうするの?」でした。その言葉を聞いた私は、女性が一生働ける会社をつくろうと決意。一念発起して現在の会社をつくったのです。