夏休みは、地方へ、街へ
外で涼もう
夏休みが長くなると、逆に家庭でのエアコン需要が高くなるのでは――。一方ではそんな懸念もあるだろう。会社を休んでも家でエアコンを使っていたら意味がない。
当然、家庭でもピーク時のエアコンをカットすれば高い節電効果を見込める。
ではどうするか。
せっかくの長い夏休みだ。外に出かければいい。街に遊びに行けばいいのだ。
お盆の時期、理想は9時~18時、最低でもピーク時間帯である13時~15時は、ご家庭もエアコンを切る。そしてその時間帯は、外出先で涼めばいい。
ここでもう一つ提案したいことがある。
たとえば、輪番休業という話も持ち上がっている、デパートやショッピングモールなどの商業施設。
各社いろいろと節電対策を講じているけれど、照明だって減らせても真っ暗にはできないし、多少設定温度は上げられてもエアコンをオフにはできない。生鮮食品を扱うところでは、エアコンの設定温度の切り替えも慎重にやらねばならない。繰り返すが、商業施設の対策として言われている「営業時間の短縮」は、「ピーク時」対策になっていない。
ましてや、こういった施設で一斉に夏休みを取るというのも現実的ではないだろう。こうした商業施設は、最初からある程度は除外して考える必要がある。